内容説明
本書は、公と私が重なる中で自治が実践される現代都市の源流を、一次史料をもとに先進国イギリスの経済拠点に見出そうとするものである。その流れを見据え、都市自治体という公の枠組みの外側に現れる政治、経済、社会構造の分析から、都市化現象の歴史的意義を問う新たな都市史学の方法論を提唱した(著者はしがき)。
目次
第1部 公式領域(権威;制度;秩序)
第2部 非公式領域(貧困;取引;信用)
第3部 混在域(空間)
著者等紹介
川名洋[カワナヨウ]
1967年川越市に生まれる。1990年青山学院大学国際政治経済学部卒業。1996年イギリス・レスター大学都市史研究センター博士課程修了(Ph.D.取得)。現在東北大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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