基礎からわかる「ビジネスと人権」の法務

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  • サイズ A5判/ページ数 224p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784502457418
  • NDC分類 335.15
  • Cコード C3032

出版社内容情報

事業会社の法務・コンプラ、CSR担当者、実務家に向けて、人権DDを含め「ビジネスと人権」に係る対応をわかりやすく解説。各国の法令・ガイダンスなど最新情報もフォロー。

内容説明

昨今、「ビジネスと人権」に関する関心は高まっており、企業も法務・コンプライアンスの観点から対応が求められるようになっているが、そのカバーする範囲が広範であるがゆえに「何をしてよいのかがわからない」といった声が多くある。この状況を踏まえて、本書は、法務・コンプライアンス担当者、CSR担当者、実務家の方々に向けて、「ビジネスと人権」について、ビジネスと人権に関する指導原則をはじめとする基礎から、人権デュー・ディリジェンスへの取組み方などをできるだけわかりやすく解説している。また、各国の法令・ガイダンスについてもフォローしている。あわせて、企業に関連する事案をイメージできるように、実際の訴訟の紹介等も行っている。本書が「人権コンプライアンス」に取り組む一助となれば幸いである。

目次

第1章 「ビジネスと人権」をめぐるグローバルの潮流(なぜ今「ビジネスと人権」への取組みが求められるのか;「人権」とは何か;人権リスクの要点;「人権リスク」の発現する場面;人権に関する国際的なフレームワーク;その他の国際的なフレームワーク;SDGsと人権;日本における人権への取組み)
第2章 企業に求められる取組み(概観;人権方針の策定;人権デュー・ディリジェンス;負の影響への対処;人権リスクの対応に関する情報開示;ステークホルダーとの対話(ステークホルダー・エンゲージメント)
追跡調査
グリーバンス・メカニズム(申告窓口)の整備
人権リスクに対する是正・救済
人権リスクとサプライヤー管理
業種別の人権リスク
AIと人権
広告・マーケティングと人権
人権リスクの特定・発現に関連した企業の留意事項
企業内で「ビジネスと人権」を根付かせるには)
第3章 人権デュー・ディリジェンスに関する主な法令(概要;英国現代奴隷法;オーストラリア現代奴隷法;フランス企業注意義務法;ドイツサプライチェーン・デュー・ディリジェンス法;オランダ児童労働デュー・ディリジェンス法;米国カリフォルニア州サプライチェーン透明法;EU;紛争鉱物等に関する規制;公共調達に関する規制)
第4章 人権侵害に対する制裁(人権侵害に対する各国の制裁の概要と対抗措置;米国;英国;EU;日本)

著者等紹介

福原あゆみ[フクハラアユミ]
長島・大野・常松法律事務所パートナー弁護士。京都大学法学部卒業。法務省・検察庁での経験をバックグラウンドとして、企業の危機管理・争訟を主たる業務分野としており、海外当局が関係するクロスボーダーの危機管理・不正調査案件の経験を豊富に有している。人権デュー・ディリジェンスの取組みやサプライチェーンにおける人権対応など、人権コンプライアンス(ビジネスと人権)の案件にも多数携わってきた。経済産業省「サプライチェーンにおける人権尊重のためのガイドライン検討会」委員(2022年)、経済産業省「蓄電池のサステナビリティに関する研究会」委員(2022年~)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

けんおじ

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人権対応の各国法令とイニシアチブ等のソフトローの根拠がわかる。事例はなく、概ね「べき論」が主体だが、基礎からわかるとタイトルにあるとおり、まずは全体像とべき論を理解するのが良いと考える人には、非常にコンパクトで読みやすい本だと思う。2024/05/21

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