内容説明
本書は、旧約聖書の「知恵と黙示」に焦点を当て、「ダニエル書」と「コーヘレト」を対象として研究、展開したものである。
目次
ヨナ書の問題―予言と知恵
旧約聖書における「霊」
釈義の方法論
知恵と知恵文学の概念
ダニエル書解釈への素描―七章を中心に
ダニエル書の解釈
知恵と黙示について
ダニエル書とコーヘレトの解釈―「時空における秩序づけと混沌」
アブラハムとイサクの物語―文学と歴史
正義と憐れみ―サムエル記下二一章
コーヘレト(伝道の書)の世界
著者等紹介
西村俊昭[ニシムラトシアキ]
1930年石川県に生まれる。1954年東京大学文学部仏文科卒業、青山学院大学大学院聖書神学思想専攻(博士課程終了)、1964‐66年フランス・ストラスブール大学院(宗教学博士)、1962‐93年日本基督教団砧教会牧師、1998‐2001年日本旧約学会会長、現在日本聖書神学校特任教授
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