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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
高宮朱雀
15
精緻なイラストの横に、それとは不釣り合いの可愛らしいキャラクターが描き込まれていたり、不思議な仕上がりというか、寧ろ余計に不穏と言うべきか…。 生(性)と死をテーマにこれまでの作品を抜粋したのだと思うが、まず闇に蠢くモノ達の目力にヤラれる。いつも漂うアングラ感より、それらの放つ意思の強さの方が際立っていたように思う。 また人物にしても、普段はこちらを見ているようで実は視点が別の方向に投げられているという事が多いはずだが、今回は急に射竦めるような鋭い視線や目元を描いた物が目立つように感じられ、怖かった。2023/11/28