出版社内容情報
本書は、１９３６年から４１年にかけてのフライブルク大学で断続的に続けられた一連の「ニーチェ講義」と、１９４１年と４４／４６年の日付が付けられた諸論文が基礎になって、三部構成の「ニーチェⅠ」につづき、著しく細分化され第４部から第１０部が収録されている。自家用本へ多くの書き込みがなされており、欄外注として収録されている。ニーチェの思惟とだけの対決にとどまらず、形而上学全体への対決へと変貌してきている。Nietzsche Ⅱ,1997.
目次
第４部 等しいものの永劫回帰と力への意志
第５部 ヨーロッパのニヒリズム
第６部 ニーチェの形而上学
第７部 有の歴史に即したニヒリズム規定
第８部 有の歴史としての形而上学
第９部 形而上学としての有の歴史に向けての諸草案
第１０部 形而上学の内への回想
著者等紹介
円増治之［エンゾウハルユキ］
１９４５年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。現在、愛媛大学法文学部教授
シュミット，ホルガー［シュミット，ホルガー］［Ｓｃｈｍｉｄ，Ｈｏｌｇｅｒ］
１９５２年生まれ。テュービンゲン大学卒業。哲学博士（Ｄｒ．ｐｈｉｌ）。現在、ハレーヴィテンベルク大学講師
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