内容説明
本書は、伊藤正文先生の論文の中で、建安詩およびその系列につながる詩に関するものを中心に集めて編んだものである。
目次
第1編 建安の詩(「巌巌鍾山首」篇;王粲伝論;王粲詩論 ほか)
第2編 南朝の詩(鮑照伝論;鮑照詩論;魯迅と陶淵明―文学遺産の問題)
第3編 杜甫の詩(杜詩における性霊;杜甫の問題―開元天宝期;詩家としての杜甫;杜甫と元結・『篋中集』の詩人たち)
第4編 盛唐の詩(盛唐の詩にあらわれた文学論の性格;盛唐詩人と前代の詩人―盛唐における文学論の一面;『捜玉小集』について)