内容説明
第二次世界大戦中に結成され、今日も世界最高の対テロリスト部隊として活動しているイギリス特殊空挺部隊(SAS)は、隊員に極めて過酷な訓練を施し、修羅場をものともしない無敵の戦士を生み出してきた。この恐るべき戦闘マシーンの実像は闇のヴェールに包まれ、その存在は現代軍事史における伝説上の存在となっている。本書は、その闇に深く分け入り、SASに関する事典の決定版として、このイギリス陸軍エリート部隊の全貌を初めて明らかにしたものである。また、イギリスSASのみならず、その兄弟部隊とも言うべきオーストラリアSAS、ニュージーランドSAS、ローデシアSASについても、詳細に取り上げている。
著者等紹介
デイヴィス,バリー[デイヴィス,バリー][Davies,Barry]
1962年に近衛歩兵第5連隊(ウェールズ近衛歩兵連隊)に入隊後、SASの一員となる。18年にわたり、世界中の紛争地域に派遣される。1977年にルフトハンザ航空の旅客機がハイジャックされた際の突入作戦での活躍が認められ、大英帝国勲功章を贈られる。除隊後は、SASでの経験を元に活発な著作活動を行なっている
小林朋則[コバヤシトモノリ]
翻訳家。筑波大学人文学類卒業。新潟県加茂市在住
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