カント哲学と最高善

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カント哲学と最高善

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  • サイズ A5判/ページ数 286,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784423171455
  • NDC分類 134.2
  • Cコード C3010

内容説明

自律思想の成立過程を最高善の概念との関連で解明、カント哲学の全体像について新たな見方を呈示する。道徳における判定原理(規準)と実行原理(動機)という二種の原理の区別に着目しつつ、最高善がカントの実践哲学および哲学全体にとってもつ意味の変化を、『純粋理性の批判』から『道徳形而上学の基礎づけ』を経て『実践理性の批判』に至るまで辿る。自律道徳は第二批判において、道徳法則が自由の認識根拠とされるとともに、最高善が純粋実践理性の究極目的として規定されることによって確立する。最後に、形而上学と道徳と宗教との関係を、最高善と知恵と哲学との関係から明らかにし、最高善がカント哲学の核心をなすことを示す。カントにとって哲学の本質は、有限な理性的世界存在者の知恵という意味で理解された“Welt‐weisheit”に見定められる。

目次

第1章 カントにおける自由意思の概念
第2章 『純粋理性の批判』における自由の問題
第3章 最高善の概念の予備的考察
第4章 規準論における実践哲学構想―道徳と最高善
第5章 『道徳の形而上学のための基礎づけ』における自律概念の成立
第6章 「基礎づけ」の展開
第7章 『基礎づけ』における道徳法則と自由
第8章 『実践理性の批判』における自律思想の確立
第9章 『実践理性の批判』における最高善
第10章 カント哲学と最高善

著者等紹介

角忍[スミシノブ]
1951年鳥取県に生まれる。1975年京都大学文学部哲学科卒業、1980年京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学、1980‐81年ドイツ学術交流会(DAAD)奨学生としてミュンヘン大学に留学、1991‐92年フンボルト財団の奨学金によりオスナブリュック大学に留学、文学博士(大阪大学)。専攻は哲学。現在、高知大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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