大阪市史編集の100年

大阪市史編集の100年

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  • サイズ B6判/ページ数 227p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784422930671
  • NDC分類 216.3
  • Cコード C0000

出版社内容情報

【解説】
府県や市町村の自治体が、地域の通史を編纂することは多いが、全国ではじめて編纂されたのは『大阪市史』であった。その編纂の責任者として抜擢されたのが、弱冠28歳の新進学者、幸田成友で、10年後の明治44年に第1巻刊行、大正4年に全5巻7冊が完成、名著と称された。以後、4度にわたって市史はつくられ、現在『新修大阪市史』本文編全10巻につづく史料編を準備している。本書は大阪市の修史事業を概説するものである。

【目次】
大阪市史編纂所編

目次

第1章 大阪市の修史事業(日本最初の市史編纂;『明治大正大阪市史』『昭和大阪市史』『昭和大阪市史続編』;『新修大阪市史』 ほか)
第2章 調査・収集事業と史料調査会(大阪市史料調査会と調査収集事業;史料の調査・収集と整理および目録の作成;史料調査会と調査収集事業の今後と展望)
第3章 さまざまな史料の収集(史料調査会初期以来の調査―藻井泰忠氏所蔵文書;大阪市史とゆかりのある史料―山本家文書;新田の史料―中谷家文書 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

浅香山三郎

14
幸田成友の名著『大阪市史』や、後継の大阪市による自治体史編纂の歩みを辿る。自治体史は、行政の中で鬼子的なと言つて悪ければ、金食ひ虫的な扱ひを受けやすいのだが、大阪でも蒐集した史料が行方不明になつたり、十分な執務スペースが得られなかつたりと苦しい歩みをしてきた。しかし、『新修大阪市史』の刊行など、調査と編纂の両輪の活動は史料の散佚が進む中で大きな役割を果してゐる。その現在迄を通観する、市史の歴史といふ珍しい書籍である。2019/05/03

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