内容説明
人は誰もが、生きて、死んでいく。しかし、誰もが、死を知らない。だから恐れてしまう―「死にとうない」と。生とは何か?死とは何か?かつて、死と真正面から向き合い、清々しく旅立っていった禅僧の死生観から、私たちが現代を生き抜く智慧を得る。死への疑問がみるみる氷解。生死と向き合い生き抜いた、先人の生き様を紹介。
目次
1 花は散り際、役は引き際、人は死に際
2 死、そして旅立ちの意味するもの
3 死ぬことは、日々精いっぱい生きること
4 さわやかに美しく老いる
5 身を任せて生きるということ
6 生と死を離れた「空」の生き方
7 死んで生きる「凛」とした生き方
8 悼むこころ
著者等紹介
公方俊良[クボウシュンリョウ]
敦實親王菩提寺蒼竜寺住職。毎日文化センター宗教講座講師。1941年京都生まれ。中央仏教学院卒業。天台宗系門跡寺院で得度。檀家を持たず、講演と著作による伝道のみで寺院を護持し、社会教化に努める。伝道講演は、経営者団体、企業など年間一〇〇回に及ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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