内容説明
同人雑誌『千里眼』に最初に投稿したのは「樫の木公園」である。それから引き続いて三冊目ぐらいを書いていたときに、妙なことに気がついた。三つの原稿のすべてが偶然に「千里ニュータウン」という言葉ではじまっていたのである。それからは意識して、すべての文章を「千里ニュータウン」で書き出すこととした。それがなるべく不自然でなく、読んでいる人には(そんなに多くはないだろうが)わからないようだと理想的だ、というぐらいのつもりであった。いつの間にか、まる六年を超え、二十五編を数えるようになった。
目次
樫の木公園
地図
花見のブランド
子供割増し
増えた緑
車が増えた
居留守電話
見ずに買った土地
いろいろの同窓会
いろいろの同窓会・追記〔ほか〕



