アルケミスト双書 闇の西洋絵画史 6<br> 闇の西洋絵画史〈6〉天使

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アルケミスト双書 闇の西洋絵画史 6
闇の西洋絵画史〈6〉天使

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  • サイズ A5判/ページ数 64p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784422701363
  • NDC分類 723
  • Cコード C0371

出版社内容情報

第2期【白の闇】篇刊行。
堂々のシリーズ完結!
大好評シリーズ「アルケミスト双書」、
『闇の西洋絵画史』篇、全10巻がついに完成!!
西洋美術の「闇」の側面を浮かび上がらせる、
妖しくも美しい西洋絵画史シリーズ(フルカラー)。

著者は編集者で評論家の〈山田五郎〉。


■著者・山田五郎より
西洋絵画には、
教科書には載せられない「影の名画」もあれば、
逆によく見る名画に「影の意味」が
隠されていることもあります。けれども、
今日の感覚では不健全と思える表現や寓意も、
描かれた背景を知れば納得でき、
見え方が変わってくるはずです。
西洋絵画の本質は、
その最大の特徴である陰影法と同様に、
光のあたる表面だけではなく
闇の側面も見ることで、はじめて立体的に
浮かび上がってくるのではないでしょうか。


■本シリーズの特徴
・1冊1テーマを詳説
・類をみないユニークな切り口
・1冊あたり約70作品を掲載
・コンパクトで瀟洒な造本
・本物の美術の教養に
・ゲームや漫画他、創作のための資料としても


■シリーズ
*第2期:【白の闇】篇
〈6〉天使
〈7〉美童
〈8〉聖獣
〈9〉楼閣
〈10〉殉教

*第1期:【黒の闇】篇
〈1〉悪魔
〈2〉魔性
〈3〉怪物
〈4〉髑髏
〈5〉横死


■まえがき(〈6〉天使)
天使というと、
全てを許し優しく見守ってくれる存在をイメージしがち。
けれども、少なくとも聖書に登場する天使たちは、
そんなに甘くはありません。
彼らは文字通り天=神の使いだからです。
キリスト教の神様は、
人々を守り導いてくださるだけでなく、
時には理不尽なまでの試練と罰をお与えになります。
それを遂行するのが天使の役目。
彼らは神の御心を地に行う警察官であり兵士です。
人の死を宣告し、街を焼き払い、世界を滅す天使たちは、
行いだけを見れば悪魔と変わりません。
そこにある違いはただひとつ、
神のご意志に忠実であるか否かだけ。
キリスト教における天使は、
悪魔と表裏一体の、意外に怖い存在なのです。

内容説明

神の使いは時に悪魔より恐ろしい。珠玉の名画が誘う、西洋絵画の「闇」の世界。

目次

1 上級天使(天使の位階;熾天使・智天使;ミカエル;ガブリエル;ラファエル・ウリエル)
2 聖母と天使
3 キリストと天使
4 人と天使
5 奏楽の天使

著者等紹介

山田五郎[ヤマダゴロウ]
1958年、東京都生まれ。編集者・評論家。東京国立博物館評議員。AHS(英国古時計協会)会員。上智大学文学部在学中にオーストリア・ザルツブルク大学に1年間遊学し、西洋美術史を学ぶ。卒業後、講談社に入社。『Hot‐Dog PRESS』編集長、総合編纂局担当部長等を経てフリーに。現在は時計、西洋美術、街づくりなど幅広い分野で講演、執筆活動を続けている。テレビ・ラジオの出演も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

245
そうかぁ~、天使って全てを赦したもう優しきキャラと思ってたけど、あくまで文字通り天=神の使いとして、神の御心を遂行する存在なわけで、時には人間に試練や罰を与えるのね。天使は神意の実行部隊だから、軍隊みたいに厳格な9階級が設定されている。4大天使:ミカエル·ガブリエル·ラファエル·ウリエルのエピソード。キューピッドは天使じゃない。など、天使に対するイメージが変わります。宗教画の鑑賞力が数段階アップしそうです。これからは、迂闊に「天使みたいな人」なんて表現は使えなくなります。2022/08/01

starbro

178
昨年の3月に読んだ第一期に続いて、【白の闇篇】第二期 全五巻を一気読みしました。先ずは第一弾『天使』です。天使ではありますが、闇の部分を抱えており、少し妖しい雰囲気です。 https://www.sogensha.co.jp/special/yaminoseiyokaigashi/2022/01/24

アキ

113
西洋絵画では、赤ちゃんを見て天使のようね、という表現から連想される天使だけではないということがわかりました。天使にも位階があり、熾天使・智天使、ミカエル、ガブリエルと天使によってその役割が違うのは、絵画で何度見ても違いがよくわからない。ミカエルを聖ゲオルギウス(聖ジョージ)の竜退治に重ねて、赤の十字の盾がイングランドとジョージアの国旗の元なのですね。死の天使なんかは、悪魔と言われてもわからないくらいだわ。クレーの天使は独特ですね。やっぱり山田五郎の闇の西洋絵画史シリーズは面白い。2022/02/21

Nat

40
図書館本。階級の高いケルビムやセラフィムは顔と翼だけのことが多くて、怖い感じ。ボッティチェリの天使たちは美形ばかりで、うっとり。2022/12/03

森の三時

36
ぶらぶら美術•博物館の蘊蓄の王、山田五郎さんの解説は相変わらずわかりやすい。天使は、文字通り天(神)の使いであって神の意思に従って行動するので、天使の微笑みのイメージのように優しいものではない、ときには厳しい罰を与える存在であること。天使には軍隊組織のような階級があり、階級が下の者が主に人間と関わることから階級が下の天使ほど人に名が知られていること。エロス(キューピッド)は羽が描かれているが天使ではなくギリシャ神話の神であり、見分けるための区別は矢を持っていること。など、へえーと思うことたくさんでした。2023/02/26

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