感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
6
精神病院に堆積している「のらくら者」は、皆同じ顔をしていると著者。また、このような顔は一部の僧にもみられるという。同感。宗教を飯の種とした途端、思索は止まる。その坊主を諦観していると好意的に見る者もいるが、双方間抜けである。2019/04/02
deyan
3
何十年も前に著された、しかも心理学についての本というと読み難いイメージがありますが全くそれを覆す本です。取り上げるテーマも「勘の人」「わけのわからぬ人」「くどい人」など実際に身近に感じるものが多く面白い内容でした。山頭火や漱石、名前は伏せられていましたが恐らく草間彌生についての記述もありました。専門用語が殆ど使われていないので知識が無くともすらすら読み進めます。専門家である著者は相当苦労して書き上げたんじゃないかと想像しました。2012/01/30
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