出版社内容情報
英国発の児童・青少年のための学習用テキストブック。第5巻は、人種問題について、さまざまな体験談を紹介しながら学習する。●多文化・多民族の共生を探り、人権にかかわる複雑な諸問題に取り組むイギリス。そこで生まれた、児童・青少年のための新しい学習用テキスト・ブック、全5巻。最終第5巻は、人種差別問題について、さまざまな体験談を紹介しながら、多角的に学習していきます。
●元々いわゆる白人ばかりではなかった狭いイギリスですが、19世紀に大帝国として繁栄するなか、インド、アジア、アフリカ、オーストラリアと、文字通り世界中から新たな移民がやってきました。その過程で、肌の色が白くなく、元々の狭いイギリスにルーツを持たないと勝手に決めつけた人たちの多くを有色人種として区別し、今から見れば非科学的な根拠から、有形無形の差別をしてきたのです。
●今では、肌の色や似非科学を根拠に、一方的な人種のレッテルで人を差別してはいけないことは当然とされていますが、一度強固に根付いた偏見は簡単には解消されないのが現実です。
●本書は、世の中に今も残る根強い偏見の体験談を読みながら人種差別のルーツとその歴史を学びつつ、なぜ人種差別がなぜいけないのか、これからはどうすればよいかなど、大切な問題でありながら、分かりにくい、教えにくい主題について、Q&A方式で、楽しく学べる、本文総ルビのオールカラー学習書です。
●著者のひとり、ニケシュ・シュクラは、人種問題に対してユニークな取り組みを続ける作家・編集者・活動家で、ベストセラーとなったアンソロジー『よき移民』(仮題:創元社より刊行予定)などを編集もしています。
【主な目次】
人種ってなに?
人種差別主義者ってどういう人のこと?
わたしの体験:クレア・フーチャン
わたしの体験:ニケシュ・シュクラ
なんで肌の色が大事なの?
わたしの体験:デレク・オウス
歴史の中の人種と人種差別
わたしの体験:イヌア・エラムズ
わたしたちの社会は、昔と比べてどれくらい良くなったでしょうか?
スティーブン・ローレンスの殺害
わたしの体験:アシム・チョードリー
肌の色とステレオタイプ
わたしの体験:ウェイ・ミン・カム
わたしの体験:ベッキー・オラニイ
人種と多様性の描写
わたしの体験:ネイディーン・アイシャ・ジャサット
人種と権利
わたしの体験:チトラ・ラマスワミー
人種差別を受けるのは、どんな気分でしょう?
どうやったら人種差別に立ち向かえるでしょう?
人種差別の習慣を捨てること
あなたの意見を教えてください
用語と詳しい情報
索引
人種ってなに?
人種差別主義者ってどういう人のこと?
わたしの体験:クレア・フーチャン
わたしの体験:ニケシュ・シュクラ
なんで肌の色が大事なの?
わたしの体験:デレク・オウス
歴史の中の人種と人種差別
わたしの体験:イヌア・エラムズ
わたしたちの社会は、昔と比べてどれくらい良くなったでしょうか?
スティーブン・ローレンスの殺害
わたしの体験:アシム・チョードリー
肌の色とステレオタイプ
わたしの体験:ウェイ・ミン・カム
わたしの体験:ベッキー・オラニイ
人種と多様性の描写
わたしの体験:ネイディーン・アイシャ・ジャサット
人種と権利
わたしの体験:チトラ・ラマスワミー
人種差別を受けるのは、どんな気分でしょう?
どうやったら人種差別に立ち向かえるでしょう?
人種差別の習慣を捨てること
あなたの意見を教えてください
用語と詳しい情報
索引
ニケシュ・シュクラ[ニケシュ シュクラ]
著・文・その他
クレア・フーチャン[クレア フーチャン]
著・文・その他
大嶋 野々花[オオシマ ノノカ]
翻訳
目次
人種ってなに?
人種差別主義者ってどういう人のこと?
わたしの体験:クレア・フーチャン
わたしの体験:ニケシュ・シュクラ
どうして肌の色が問題になるの?
わたしの体験:デレク・オウス
歴史の中の人種と人種差別
わたしの体験:イヌア・エラムズ
わたし達の社会は、昔と比べてどれくらい良くなったでしょうか?
スティーブン・ローレンスの殺害〔ほか〕
著者等紹介
シュクラ,ニケシュ[シュクラ,ニケシュ] [Shukla,Nikesh]
作家。2010年Coconut Unlimitedでデビュー。イギリスの大手新聞The Guardianでもコラムを連載中。2016年イギリスの黒人、アジア人などの有色人の移民によるエッセイThe Good Immigrantはイギリスでベストセラーになった(2019年創元社より刊行予定)。The Good Journalという有色人の人々による雑誌と、出版業界での人種の多様性を推進するザ・グッド・リテラリー・エージェンシーの共同創立者でもある
フーチャン,クレア[フーチャン,クレア] [Heuchan,Claire]
作家、フェミニストのブロガー。スターリング大学でジェンダー・スタディーズを学ぶ。主催するブログSister Outriderで2016年にThe Write to End Violence Against Women Awardsを受賞。インターネット上で社会の不平等について議論することに力を入れている。『どうして肌の色が問題になるの?』が初めて著作
大嶋野々花[オオシマノノカ]
1990年東京生まれ。7~11歳の時に家族に連れられて英国に渡りロンドン南部のシュタイナー学校に学ぶ。東京外国語大学英語科を卒業し、2016年慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了(専攻は初期中世英国文学)。2011~12年英国マンチェスター大学留学。高校在学中に『精霊の守り人』翻訳コンテストで優勝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。