シリーズ戦争学入門<br> 戦争と技術

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シリーズ戦争学入門
戦争と技術

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  • サイズ 46判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784422300771
  • NDC分類 559
  • Cコード C0331

出版社内容情報

技術は、戦争の変化を最もよく説明する変数である。

本書では先史時代から現代にいたる技術の進化、戦争への影響を考察。豊富な事例をもとに、技術と戦争の相互作用を体系的に論じる。

弓、チャリオット、攻城兵器などの軍事技術の発展はもとより、城塞、道路、蒸気・内燃機関、通信、コンピューター、原子力などの軍民両用技術が戦争と社会にもたらした影響をみる。

内容説明

技術は、戦争の変化を最もよく説明する変数である。本書では先史時代から現代に至る技術の進化を壮大なスケールで考察。豊富な事例をもとに、技術と戦争の相互作用を体系的に論じる。弓、チャリオット、攻城兵器、火砲などの軍事技術の発展はもとより、城塞、道路、蒸気・内燃機関、通信、コンピューター、原子力などの軍民両用技術が戦争と社会にもたらした影響をみる。

目次

第1章 イントロダクション(本書の目的;本書の方針)
第2章 陸戦(先史時代の戦闘;古代の戦闘;最初の諸兵科連合パラダイム;新アッシリア帝国;古典古代の戦闘;中世の戦闘;火薬革命)
第3章 海、空、宇宙、そして近代の戦闘(海戦;空戦;宇宙における戦闘;近代戦;総力戦)
第4章 技術的変化(研究開発;両用技術;軍事革命)
結論

著者等紹介

ローランド,アレックス[ローランド,アレックス] [Roland,Alex]
デューク大学歴史学部名誉教授。海軍士官学校卒業。ハワイ大学マノア校修士課程、デューク大学博士課程修了(Ph.D.)。専門は軍事史、技術史

塚本勝也[ツカモトカツヤ]
防衛省防衛研究所理論研究部社会・経済研究室長。筑波大学卒業、青山学院大学大学院を経て、フルブライト奨学生としてタフツ大学フレッチャー法律外交大学院留学。同修士、博士課程修了(Ph.D.)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さたん・さたーん・さーたん

4
古代から現代までの戦争技術史を、それぞれ時系列・陸海空・両用技術としての観点に分けて紐解く。行きつ戻りつ繰り返し触れられる革命的技術が主で、近代的な戦闘機・戦車・戦艦などの突っ込んだ技術比較はない。戦法・戦略の基本は不変であり、本書で解くのはその変数としての技術の遷移であり、社会や世界の変動の歴史に深く関わるさまを解きとてもおもしろかった。2020/10/29

剛田剛

2
・さほど新しい発見はなかった。よくまとまっているが、すでに言い古されたような内容の摘示が中心である。・チャリオット、火薬、原子力が軍事における三大革命を引き起こしたという主張にはおおむね同意だが、視点が西洋に片寄りすぎな気がした。・本書ではあまり強調されていなかったが、土木と輸送に関する技術が与えた影響も大きいことがわかった。2022/11/06

たろーたん

2
技術によって、戦争の形が変わるという本だった。特に、この本で重視されたのが、①チャリオット、②火薬、③核兵器・原子力だった。「技術により戦争の形が変わる」のであれば、今後、自律型兵器や戦闘用ナノテクノロジーなどが主流になった時、戦争がどのような形になるのかを想像するのは興味深い。また、この本を読んだ後に、魔法系ファンタジーを読むと、「そんな形の戦争スタイルにはならんだろ…」と思うようになった。2022/06/06

h t

1
戦争で使われる技術の進歩2021/11/13

やご

0
同シリーズ、3冊め。端的な題、大きなテーマにこれ以上はムリというくらいに簡潔な内容。同シリーズ共通です。著者はアメリカ海軍出身の研究者で、軍事史と技術史が専門とのこと。アメリカ陸軍士官学校で歴史学の講義を担当したこともあるそうです。本書は「戦闘を最も変化させた変数は技術である」との視点のもと、先史時代(!)から現代に至るまでの戦争と技術の関係を俯瞰していきます。(続く)→ https://gok.0j0.jp/nissi/1370.htm2023/01/13

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