大阪天満宮と天神祭

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大阪天満宮と天神祭

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  • サイズ 46判/ページ数 228p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784422250922
  • NDC分類 386.163
  • Cコード C0039

出版社内容情報



 本書はこれまであまり知られていない大阪天満宮と天神祭の歴史をひもとき、また江戸時代の天神祭がどのようなものであったのかを当時の錦絵から読み解くなど、興味深い話題が満載されています。たとえば、大阪天満宮のご祭神は菅原道真ですが、天神信仰には前史があります。大阪天満宮が創祀されるより約二五〇年前、同地に大将軍社が鎮座しました。大将軍神は星辰信仰つまり星を尊崇する信仰で、「天満」は満天の無数の星を意味し、天満天神はそれを受け継いで生まれた神号なのです。
 また、鉾流神事は天神祭の幕開けを告げる神事で、流れ着いた場所をお旅所に定めるために鉾を流したとされていますが、本書では別の見方が紹介されます。すなわち、鉾流神事が始まったころ、平安京を中心に各地で疫病が猛威を振るっていました。そこで疫神を御輿に封じ込めて難波の海に流し去り、疫病を退散させる行事が行われました。これにならって、ケガレを神鉾に込めて海に流し出したのが当初の鉾流神事であり、やがて疫病退散を願う天神祭が始まったのではないかという推測が述べられます。
 さらに、天神祭におけるお祭り提灯、御迎え人形、造り物などから、天神祭は大阪人の「おもてなし」の心が示された祭礼であったことを明らかにします。
 この本を読めば、大阪天満宮と天神祭をまったく新しい目で見ることができるでしょう。

内容説明

平安時代に始まり、元禄文化の中で華やかな祭礼に発展した天神祭。船渡御では約100艘の船が航行、三千発の奉納花火が打ち上げられ、大パノラマが繰り広げられる。

目次

第1部 大阪天満宮と天神祭(大阪天満宮の創祀;大阪天満宮の発展と天神祭;「祭日」の再検証;江戸時代以降の大阪天満宮と天神祭)
第2部 天神祭のおもてなし(“マツリ”とは何か?;おもてなしの仕掛け)

著者等紹介

高島幸次[タカシマコウジ]
1949年大阪生まれ。龍谷大学大学院文学研究科修士課程修了。大阪天満宮文化研究所所長、龍谷大学エクステンションセンター顧問。大阪大学招聘教授、追手門学院大学客員教授、本願寺史料研究所委託研究員などを歴任。2012年度大阪市市民表彰(文化功労)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

わ!

5
著者の高島幸次先生は、何度か講演会に参加させていただいたことがあります。おそらく現代の大阪で大阪天満宮の歴史について一番詳しい人ではないかと思っているのですが、不思議なことに天神祭関連の雑誌記事などにはたくさん記述されているものの、大阪天満宮に関する本と言うものを、出版されていなかったのです。前の著書の「奇想天外だから史実 」も、天満宮のことが多く書かれているものの、どストライクとは言えません。そんな先生が、ついに本書を出版されたのです。先生が、大阪天満宮に関して、とても詳しいコトが実感される一冊でした。2024/07/03

NAGISAN

1
高島さんのお話は何度かお聞きしたことはあるが、一冊の本になると体系的でわかりやすい。断片的にしか知らなかった大阪天満宮と天神祭について、大化の改新後に創設されたの難波の宮との関係の時代から今日に至るまでの様々な出来事が、資料や図絵とともに説明されているので説得力もある。天満宮には、菅原道真とともに、廃仏毀釈前までは法性坊尊意が祭られていて、怨霊(道真)の祟りを鎮めることを期待したというには、初めて知った。御旅所の推移の話も初めて知ることが多かった。訪ねて歩くのもよいな~。2024/10/13

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