- ホーム
- > 和書
- > 文芸
- > ブックガイド
- > 本を出したい人のために
出版社内容情報
小説・映画・演劇のどのジャンルにおいても、
物語をどのように構成すれば、
読者の興味を引くかということにかんして、
基本的なセオリーがある。
ストーリーテリングにおけるプロット(筋立て)は、
その基本のなかの基本で、
本書ではプロの作家が、
プロットに関する理論と、
具体的なプロットをつくる技術を紹介し、
プロットをどのように操作すれば
ドラマチックな効果が得られるかを伝える。
作家を志す人がアイデアを
しっかりとした作品に育てることを目的とした
実践的な本。
目次
キャラクター主導か、プロット主導か
始まり、中間、結末
フライタークのピラミッド
緑の世界
衝突と対立
ウェルメイド・プレイ(よくできた芝居)
5段階構成の映画
プロットポイント
昔話の構造
英雄の旅〔ほか〕
著者等紹介
ジョーンズ,エイミー[ジョーンズ,エイミー] [Jones,Amy]
英国サマセットにあるストロード・カレッジで、英国トップレベルのシックス・フォーム(大学進学準備教育)課程の英語科の主任を務め、英語、文学、クリエイティブ・ライティングのほか、ポッドキャストのシナリオ作り、詩、物語論も教えている。本書以外にも、物語の書き方に関する著書がある
駒田曜[コマダヨウ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くさてる
22
アルケミスト双書なだけに、魔術っぽかったりファンタジックだったりするのかなと思ってたら、それらしい雰囲気はちゃんとあるものの、中身は定番の創作入門で意外でした。コンパクトにまとまっていて、読みやすかったです。2023/02/28
mint
10
物語創作の上で重要なプロット(筋立て)に関する理論を紹介する本。そのプロットを利用している作品を用いた具体例もあり分かりやすかった。何度も読み返して勉強していきたい。何作品か書いてる作家でも小説の技術がめちゃくちゃな人もいるから、作家は全員プロットとか物語の技術についてしっかり勉強してほしいと感じる今日この頃である。2023/10/26
Tomonori Yonezawa
7
県立図書館▼2022.12.20 第1版1刷、横書き▼章分け無しなので25プロット61頁▼コレはなんか所有欲を刺激される本。各プロットをだいたい見開きで簡潔に紹介し、例も載ってる。作家志望でなくとも小説等物語をよく読む方なら章や段落をパズル的🧩に理解するのに役立つと思う。▼他の方の読メ👀ると、創元社のアルケミスト双書というシリーズは独特の雰囲気あるみたい。他の本も手に取ってみたくなりました。2023/05/07
史
7
横開きの創作ハウツー本。短くも具体例が載っていて非常にためになる。けどもやっぱり短いのは少し気がかりでもある。2023/03/30
momonori
4
著者のエイミー・ジョーンズ氏は、英国で大学進学準備教育課程の英語科の主任を務め、英語・文学・シナリオ・詩・物語論などを教えている人物とのことです。物語作成において非常に有益な情報が密度の高い文章で説明されています。面白いと思ったのは、「読者は感情移入が報われることを望んでいる。急転回は、読者が馬鹿にされたと感じないやり方で使わねばならない」(四五頁)という指摘です。読者は主人公の感情に従って自分の感情も揺れ動くのであるから、読者の感情をうまく誘導できるような展開がよいというのは、そのとおりだと感じました。2025/01/27