出版社内容情報
【解説】
ユダヤ=キリスト教文明の一神教とは根本的に異なるインドの宗教は、どのような歴史的・地理的・社会的背景の下に誕生したのか。本書では、バラモン教、原始仏教、ジャイナ教、ヒンドゥー教について詳述しつつ、インドの地においてそれらの宗教が育まれた要因を、複眼的に考察していく。また、輪廻転生の思想やヨーガへの考察を通じて、インド独特の死生観や、精神と肉体の関係を浮き彫りにする。
【目次】
第1章 バラモン教
第2章 輪廻転生の思想
第3章 仏教とジャイナ教
第4章 ヒンドゥー教の成立
第5章 ヨーガとタントラ
内容説明
オールカラーで読むまったく新しい世界宗教史。第3巻では、バラモン教、原始仏教、ジャイナ教、ヒンドゥー教について詳述しつつ、輪廻転生、解脱、不殺生など、インド宗教特有の世界観を浮き彫りにする。
目次
第1章 バラモン教
第2章 輪廻転生の思想
第3章 仏教とジャイナ教
第4章 ヒンドゥー教の成立
第5章 ヨーガとタントラ
著者等紹介
ヴァレ,オドン[Vallet,Odon]
1947年生まれ。国立行政学院(ENA)、パリ政経学院卒。法学博士。宗教学博士。パリ第1・第7大学で政治と宗教、法律と社会の関係などについて教えている。おもな著書に『世界の宗教』『イエスとブッダ』『宗教とはなにか』『女性と宗教』などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
舟江
4
釈迦を知るためには、当時の宗教であるバラモン教を知らなければならないと思い手に取った。ヨーロッパの方が書かれた本で、日本人の考えとまるで違い、大変参考になった。また仏教は聖職者至上主義的な宗教となり、僧侶の怠惰が告発されるようになり、インドから消えてしまったという。まるでどこかの国の仏教と同じだ。2017/02/10
yori
3
★★★★☆ 写真沢山。インドの神々はぶっ飛んでて、いい。ヨガ行者達も行為がわけわからな過ぎてて、いい。私はとても住める気がしないのだが、やはり気になる。それが、インド。2012/07/30
がみ
2
写真が多くて面白そうだったので、借りました。実際に読んでみると、レイアウトがおかしくて読みにくかったです。内容はぼちぼちでした。2017/09/26
偽教授
1
西洋人の分析による、非常に唯物論的な解釈が加えられた古代インドの神話体系の解説書。インドについて知るというより、インドを見る西洋人の視線を知るための資料と言った方が、良くも悪くも相応しいと思う。2021/11/29
NAGIA
1
ざっくりとインドの宗教を把握するにはいいかな。たまに西洋優位の考えがほの見えるような気がするが……。西洋だけでなく、進歩=善という考えの現代人には、停滞がとにかく悪いことに思えるのだろう。2013/11/11




