出版社内容情報
【解説】
16世紀頃から本格的に始まった奴隷売買の歴史を遡り,アフリカ黒人の悲劇の歴史を再現。欧米諸国の繁栄の陰に隠されてきた恥辱の歴史を,生々しく現代に甦らせる。
目次
第1章 奴隷商人の出現
第2章 大規模な黒人売買の開始
第3章 アフリカへの道
第4章 恐ろしい航海
第5章 プランテーションでの苛酷な労働
第6章 自由を求めて
第7章 勝利後の苦悩
資料篇(黒人革命の成果;恐るべき証言と告白;文学に表れた奴隷像;黒人法の制定;奴隷制度の廃止;最後の奴隷商人;アメリカ合衆国における「人種問題」;「黒人」についての神話と嘘;映画に見る黒人像;ジャズ―悲劇の歴史が生んだ黒人の音楽)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
シリウスへ行きたい
78
読みやすい本だ。奴隷というのは、奴隷制度と言わなくても、人類発祥の頃からあったのではないか、哀しいかな人類、必要が無くても戦いをする。勝ち負けは当然、勝った方が負けた方を奴隷にして、財産にする。男は労力、女は妻あるいは妾に、用途はいろいろ。自己中心的に生活を豊かにする為に不可欠だ。最近、豊臣秀吉が評価されたのは、戦国時代末、西欧人が日本人を人身売買で買って、奴隷にして西洋や東南アジアへ売り飛ばしていたのを止めて、結果的にキリスト教禁止にしたようだ。どれは当然、他の国はともあれ、人間がいちばんの資源だ。2025/08/10
skunk_c
57
読友さんの指摘で発見(見落としていたよう)。創元社「知の再発見双書」の1冊で、原著は」40年前。猿谷要監修で日本版が出たのは1992年。言ってみれば「大人の絵本」といった体裁で、横書き左開きの中に、テーマに沿った絵(写真もあり)を中心にしたもの。だが、そこに書かれている内容はやや古いとはいえしっかり考証されており、読み物として十分の内容。特に奴隷貿易の実態をリアルに感じ取ることができた。いわゆる大西洋三角貿易が中心だが、それ以前の奴隷制、さらには20世紀の奴隷制に目配せがあるのも本書の価値を高めている。2026/01/22
花林糖
17
(図書館本)資料編『自由への長い道のり』がとても生々しい。1980年にモーリタニア回教共和国で最後の奴隷制度が廃止されたけれど、現在もなお奴隷制は存続し、世界で5000万人以上とも言われている。2016/08/03
魚京童!
15
私は奴隷でも、情熱の奴隷でありたい。2014/07/19
くろまによん
8
近代における奴隷制の歴史を学べる本。僕の中に欠落していた視点を発見できたことが収穫だった。奴隷制度というと、ひどい白人が黒人狩りをして無理やり連れてきた――というイメージを持っていた。しかし、黒人の奴隷商人が仕入れ、王が承認し、初めて奴隷貿易ができたのだ。アフリカに奴隷という商品概念は存在していたし、それを白人が輸入したという構図になる。2014/03/08
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