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出版社内容情報
皇室の内側はどんな世界なのか?
「聞いてくれればどんなことでも話しますよ」。
伝説の絶版本・『椿の局の記』が歴史学者・河西秀哉による脚注・解説付きで待望の復刊。大正天皇・貞明皇后の最側近として仕えた高等女官・坂東登女子の回想録。
女官の過酷な仕事、恋愛、生理事情、「お茶目さん」だった大正天皇の一日やその素顔とは。
お金の使い方がわからず三越へのお使いで戸惑ったこと、
大正天皇・皇后と雪だるまを作ったこと、
宮内大臣に水をかけていたずらをしたことなど。
髪をかちこちにして、袴を蹴って歩いた日々の思い出を、言語学者の山口幸洋がまとめる。
「おテーフル(テーブル)」や「ならしゃる」など独特な御所言葉集とそのアクセントも考察。
内容説明
皇室の内側はどんな世界なのか。「お茶目さん」の大正天皇、貞明皇后との日常、過酷な仕事・人間関係、大臣へのいたずら、生理事情…。最側近として尽くした約二十年を御所ことばで語る。
目次
第1章 宮中出仕へ(近所に住む元大正女官;明治天皇に見込まれて)
第2章 女官になる(椿局の名乗り;女官達の日常写真;明治さま(明治天皇)のこと
女官のことば使い
女官周辺の人々
宮中からの外出
お清ちょうず(手洗)のこと
お毒見役として)
第3章 大正天皇との日々(天皇の御食事;孝明天皇毒殺説;おつむさん;大正天皇はお茶目さん;昭憲皇太后さま;皇太子の頃;下され物;御寝所;皇后さまとの日々;貞明皇后の夢;大正天皇の御一日;神嘗祭・新嘗祭;侍立・供奉;女官の生活;関東大震災;ご転地;御異例さん(御病気)
葉山へ
御崩御から諒闇まで)
第4章 宮中を下がって(和歌の回想;御所ことば覚書;大正天皇さまのこと)
著者等紹介
山口幸洋[ヤマグチコウヨウ]
1936年静岡県生まれ。家業に従事する傍ら、60年間にわたり静岡を中心に日本全国の方言を研究する。1985年、「新居町の方言体系」(『新居町史』第3巻所収)で第4回新村出賞受賞。静岡大学教授。2014年逝去
河西秀哉[カワニシヒデヤ]
名古屋大学大学院人文学研究科准教授。1977年名古屋市生まれ。名古屋大学文学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(歴史学)。京都大学大学文書館助教、神戸女学院大学文学部准教授などを経る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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