出版社内容情報
立ち直る力が弱くなると、「変化や意見の相違を受け入れにくくなる」「問題が起きると、それにこだわり続ける」「間違いを犯したときに強いストレスを受ける」というような兆候が見られます。思い当たる場合は、お子さんは成長する中でさまざまな変化や困難に直面し、立ち直れないでいるのかもしれません。
何かの変化に対処するための苦労は、人生につきものです。たとえ前向きな変化であっても、変化自体が困難をもたらすことがあります。立ち直る力が強くなれば、そのようなときにわき起こってくるさまざまな感情にうまく対処できるようになります。立ち直る力(レジリエンス)は、学んで身に着けるものです。そのため、困難に直面したお子さんの立ち直る力を高める方法は何通りもあります。
本書は、7歳から11歳の子どものために書かれた〈おたすけモンスター〉シリーズの第8巻です。認知行動療法とマインドフルネスの手法に簡単なアクティビティを組み合わせて、お子さんが立ち直る力を高め、変化に対処し、自分自身をより前向きな気持ちで見つめ直すことを助けるガイドブックです。子どもが自分のペースで楽しく取り組める、「立ち直る力を急いで高める」「何かが変わるとき」といった立ち直る力を高めるアクティビティやエクササイズが満載です。
ガイドしてくれるのは、親しみやすく協力的なおたすけモンスター「ジグ」。ジグが、物事が変化したり困難に直面したりしたときに、心を落ち着かせ適切に対応し、立ち直る力を高められるように、お子さんに明確な指示を与えてくれます。
7歳から11歳という年齢は、いろいろな変化が起こる年頃です。新しい状況に圧倒されてしまう子もいるはずです。しかし本書によってお子さんは、前向きな考え方をするよう促され、自分の感情をコントロールする力を身に着け、自分にも他の人にもやさしく接することがいかに大切かがわかるようになります。
困難を乗り越え、変化に適応し、前向きで活動的な若者へと育つための待望の1冊です。
内容説明
立ち直る力は高められる!ジグといっしょに何が起きてもだいじょうぶになろう。7歳~11歳の子どものためのCBT(認知行動療法)。
目次
1 立ち直る力と自分
2 立ち直る力を変えるもの
3 立ち直る力を育てる
4 変化に対応する
5 自分をいたわり大切にする
6 リラックスしよう
7 未来は明るいよ!
著者等紹介
オニール,ポピー[オニール,ポピー] [O’Neill,Poppy]
ポーツマス在住の作家。彼女の短編小説とノンフィクション作品は、さまざまな文芸雑誌やアンソロジーに登場し、またショートショート作品は、バスフラッシュフィクション賞とブリストル賞の候補に挙がってくる常連でもある
山崎正浩[ヤマザキマサヒロ]
翻訳家。1967年生まれ。慶應義塾大学卒業後、会社勤めを経て翻訳業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。