神田橋條治精神科講義

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神田橋條治精神科講義

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  • サイズ A5判/ページ数 364p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784422115443
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3011

出版社内容情報

26年間にわたる精神科病院での講演録。臨床の真っ只中でよりよい治療に向けて工夫を重ねてきた著者の、新しい技法発想の萌芽を一望。

1986年から2011年まで、26年間にわたって行なわれた精神科病院での講演録。現場の臨床の真っ只中で常によりよい治療に向けての工夫を重ねてきた著者の、新しい技法発想の萌芽と展開が一望でき、多数の著書の解説としても読める。「誤診と誤治療」をはじめ、「精神療法におけるセントラルドグマの効用」「問題点の指摘の仕方」「臨床力を育てる方策」「フラッシュバックの治療」「双方向性の視点」「治療者の偏見」など、どの講義内容も示唆と警鐘と破格におもしろいアイディアに満ちている。

はじめに
サポートについて
精神療法におけるセントラルドグマの効用
問題点の指摘の仕方
痴呆老人の看護
私達の精神健康法
粘り強い心をつくる
対話精神療法の初心者のために
共感について
知ること、知らせること
SSRIが登場してからの連想
臨床力を育てる方策
技法の工夫を支えるロマン
資質を生かす
治療論
臨床の新知見について
フラッシュバックの治療
双方向性の視点
治療者の偏見
誤診と誤治療
技を育む
ツボと経絡
震災ボランティアに聞いた
おわりに

【著者紹介】
神田橋 條治(かんだばし じょうじ)鹿児島県生まれ。1961年に九州大学医学部を卒業後、1984年まで同大学医学部精神神経科。1971年から72年まで、モーズレイ病院、ならびにタビストックに留学。現在、鹿児島市にある伊敷病院に非常勤で勤めるかたわら、後輩の育成と指導に努める。著書 『精神科診断面接のコツ』岩崎学術出版社、1984年(追補 1994年)『発想の航跡 神田橋條治著作集』岩崎学術出版社、1988年『精神療法面接のコツ』岩崎学術出版社、1990年『対話精神療法の初心者への手引き』花クリニック神田橋研究会、1997年『精神科養生のコツ』岩崎学術出版社、1999年(改訂 2009年)『治療のこころ1?16』花クリニック神田橋研究会、2000~2010年『発想の航跡2 神田橋條治著作集』岩崎学術出版社、2004年『「現場からの治療論」という物語』岩崎学術出版社、2006年、ほか。

目次

サポートについて
精神療法におけるセントラルドグマの効用
問題点の指摘の仕方
痴呆老人の看護
私たちの精神健康法
粘り強い心をつくる
対話精神療法の初心者のために
共感について
知ること、知らせること
SSRIが登場してからの連想〔ほか〕

著者等紹介

神田橋條治[カンダバシジョウジ]
鹿児島県生まれ。1961年に九州大学医学部を卒業後、1984年まで同大学医学部精神神経科。1971年から72年まで、モーズレイ病院、ならびにタビストックに留学。現在、鹿児島市にある伊敷病院に非常勤で勤めるかたわら、後輩の育成と指導に努める

林道彦[ハヤシミチヒコ]
1947年宮崎県延岡市に生まれる。1974年九州大学医学部卒業後、同大学医学部精神神経科に入局。精神病理研究室を主宰していた神田橋條治氏に師事する。1977年宮崎医科大学医学部精神科を経て、1982年朝倉記念病院開業

かしまえりこ[カシマエリコ]
本名、嘉嶋領子。臨床心理士。かしまえりこ心理室。スクールカウンセラー。九州大学大学院人間環境学府博士後期課程満期退学。神田橋條治のスーパーヴァイジー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

50
【やっぱり、先生は凄い!】1986年から26年間の精神科病院での講演録。現場臨床の真っ只中で、より良い治療に向けて工夫を重ねてきた著者の、新しい技法発想の萌芽と展開が一望できる。「誤診と誤治療」「精神療法におけるセントラルドグマの効用」「問題点の指摘の仕方」「臨床力を育てる方策」「フラッシュバックの治療」「治療者の偏見」などを収録。特に「双方向性の視点」が、先生の面目躍如。<九大の先生は、最新式のパワーポイントを使ってやったんです。結果は著しくつまらない。予想外に面白くなかった>。言いたいこと、わかる。⇒2023/01/25

rors(セナ)

15
「共感について」の章にあった「アイデンティティの確立」を読んだ時に、ものすごい「気づき」が湧き上がった。自分の思考のクセと、壮大な勘違い!その感覚がこんなに幸せな気持ちになるのかとびっくり。やはり私は身体的な病気から、鬱病を拗らせていたよう。いやはや、神田橋先生、恐るべし。完全に鬱から抜けたように思う。世界の明るさが全く違う。この本の中にも書いてあったけれど、自分で気づく事が大事なんだ…。 読メでいつもオススメ本を教えて頂いているgenさんがこの本に導いて下さった。感謝しています。2023/04/07

ふにゃ

4
とても良い本です。「トンデモ脳科学」(p252)の要素あり。名人技。漢方薬やツボについても言及。/安定と不安定(p67)、ことばとイメージ(p36)、両方のバランスをとると良い。共感は自分の相手についての「思い込み」が壊れるときに生じる(p106)。「思い込み」の段階にしがみつくのは境界例(p111)。2013/07/31

つなぐ

3
講演録なので、凝った言い回しなどなくとても読みやすいです。著者自身も認めているように、オカルト的な部分もあったり、薬を患者に自己調整させて薬が効いている事を実感させるなんて、なかなか怖くて真似できるものじゃないです。でも、この著者は深いところで精神科で必要な自然治癒力を引き出す関わり、広い意味での精神療法をしっかりと捉えているので、やっぱり参考になる部分が沢山あります。例えば、日本の精神療法は地域の付き合いがある人だと思って、また自分の住む地域に帰っていく人だと思って関わらないといけないなんて部分です2018/04/21

tekesuta

2
精神医学に限らず、医療のマニュアル化とデジタル化について憂慮する先生。マニュアルはレベルを一定にするためには有効だけど、優秀なものまでレベルを引き下げてしまうという。確かに名人の技というのはマニュアル化できない。もっと自分自身で工夫していって欲しいのだな、という思いを持った。それにしても話がかなり似非科学に近似していてどこまで信じていいものやら、というかこういう話は信じるとかそういうことじゃないのかもしれないけど。でも面白かった。 2013/03/15

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