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老いを生きる、老いに学ぶこころ

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  • サイズ B6判/ページ数 165p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784422113456
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0011

内容説明

6歳から97歳までの視線がとらえた素晴らしき人生。

目次

偶感
じゃが芋の芽
わたしと「老人たち」
老いを生きる
老いを生きる
死と老い
「老い」についての断想
最晩年の定家―老年は古人に再び出会う季節である
定年の誤算と愉悦
山里への憧れ〔ほか〕

著者等紹介

村瀬嘉代子[ムラセカヨコ]
奈良女子大学教育学科心理学専攻卒業、臨床心理士、文学博士、現在大正大学大学院教授

黒川由紀子[クロカワユキコ]
東京大学教育学部教育心理学科卒業、上智大学博士後期課程満期退学、臨床心理士、保健学博士。現在上智大学教授、慶成会老年学研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

【内容紹介】
老いの問題はこれまで、輝ける特別な人に目を向けるか、その反対に暗闇ばかりが強調されるという極端なとりあげ方がなされる傾向にあった。本書では普通に生きる生活者の視点から老いの問題をとりあげ、「心に残る高齢者」や、「年齢を重ねること」についての体験や思いを、6歳児から果ては土居健郎、中井久夫、河合隼雄まで、有名、無名、老若男女を問わず、46名の執筆者が書き下ろしたエッセイ集。
(なお、本書の企画編集は日本臨床心理士会、高齢者支援専門委員会有志が行い、印税はすべて震災や水害等で不自由な生活を余儀なくされておられる地域の高齢者施設や機関に寄付されます。)

【まえがき】より
二〇〇四年一〇月二三日、新潟中越大地震があり、大きな災害が発生致しました。その少し前には兵庫県下の豊岡市で大水害が発生しておりました。日本臨床心理士会では、被害者支援委員会を一九九九年に立ち上げ、以後各都道府県の臨床心理士会でも順次、被害者支援の組織を設置するようになり、災害や事件、事故の被害者への支援活動を行って釆ております。この中越大地震発生直後に、新潟県臨床心理士会では被害者支援本部を立ち上げ、これに日本臨床心理士会や各都道府県の臨床心理士会が協力するというかたちで、支援活動が行われてきました。
一方、これら一般市民、学齢期の人々への支援とは別に、被災者仮設住宅へ移られた高齢者の方々や、その他高齢者へのボランティア活動をする方々へ何か援助を、という依頼が新潟県下の高齢者福祉事業施設関係者から、日本臨床心理士会の高齢者支援委員会に依頼されました。直ちに現場に赴かれた本書の共同編集者、黒川由紀子氏の報告や現地のさまざまな方々と連絡を取り、私自身も一月になってではありましたが、現地へ伺い被害の大きさ、深刻さを改めて痛感致しました。
 援助には、まず第一に、ライフラインの確保、生きていく基本の安全を保障することが必要です。そして、こころのケアということになりますが、これは援助する側の気持ちや都合が優先するのではなく、あくまでも援助を受け取る方々の必要性や気持ちを的確に汲み取って進めなければなりません。また、当然の現実問題として、経済問題があります。
私ども日本臨床心理士会の高齢者支援委員会ではボランティアの協力者を得て、地元新潟県下の臨床心理士やソーシャルワーカーの方々と共に、仮設住宅地の支援センターを訪ね、高齢者の方々や子どもたちへの支援に、期間をおいてではありますが、継続的に伺うことを決め、今日まで続けてきております。こうしたささやかな活動の傍ら、ふと私は本書の企画を発想しました。ただ、純粋にチャリティの意図でも、何か誤解を受けるのではないか、と一瞬躊躇が念頭をよぎったりもしましたが、企画の主旨とそれにまつわる懸念を伝えると、黒川氏は言下に「賛成です。平気です。やりましょう」と。有り難いことでした。そして、この企画は日本臨床心理士会でも承認されました。(村瀬嘉代子)

【村瀬嘉代子の本】
「柔らかなこころ、静かな想い」 ISBN:4422112589
「小さな贈り物」 ISBN:4422112996