内容説明
空襲火災、殉職者へ鎮魂をこめて「学徒消防隊員」「年少消防官」の若き消防戦士が語る。『戦争とは、空襲とは、生きることとは…』。
目次
序章 五五年ぶりの再会
第1章 東京初空襲―情報操作が全てを狂わせた
第2章 嵐の前の静けさ―民間防空に頼った日本の防空
第3章 戦場に押し出された消防隊―防空消防軽視のツケ
第4章 東京にB29がやってきた―東京空襲が始まった
第5章 東京が戦場になった―B29の東京行き特急便
第6章 空爆テストされる東京―無差別焼夷弾爆撃への始動
第7章 東京が火の海になった―3月10日、東京大空襲
第8章 学徒消防隊記録―早大生7人が殉職した「あの日」
第9章 焦土と化した東京―焦土から立ち上がる人々
第10章 戦火の終焉―燃え尽きた東京
著者等紹介
中沢昭[ナカザワアキラ]
1937年東京都板橋区生まれ。法政大学法学部卒業。1956年東京消防庁採用。金町、石神井、荒川、杉並、志村各消防署長を歴任。1997年東京消防庁を退任。医療法人・島村記念病院顧問。主な著書に「消防の広報」((財)全国消防協会)、「はばたけ、すばらしいなかまたち」((財)東京連合防火協会)、一一九番ヒューマンドキュメント「生きててくれ!」(NTTメディアスコープ)、一一九番ヒューマンドキュメント「救急現場の光と陰」(近代消防社)
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