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出版社内容情報
ダルトン公爵の田舎の邸宅に所蔵される“幻の絵画"を調べたくて、公爵に手紙を出したドロシア。だが、密かに危険な活動をしている公爵は、他人との親密な関わりを絶っていた…。情感豊かなロマンス。
内容説明
意に染まないが、ドロシアには公爵のダルトンに近づかねばならない理由があった。一方の公爵は、裏の顔を持つ身。彼女とワルツを踊って、世間の目を欺こうと一計を案じる。案の上、二人は注目を集めるが、醜聞が立ち、彼女にとってはさながら生き地獄だった。互いのため、二人はひとつ馬車でアイルランドへと旅立つが―厳しいしつけと家族の期待の下に育った彼女が、自由を知って変わっていく姿も胸熱!人気シリーズ第2弾。
著者等紹介
ベル,レノーラ[ベル,レノーラ] [Bell,Lenora]
アラスカ州出身、現在は大工の夫とスイス在住。ポートランド州立大学で創作専攻により美術学修士号を取得、世界各地で英語教師として働く。中国に滞在していた2006年、米大手出版社エイボンのサイトで、テッサ・デアやコートニー・ミランなど著名なロマンス作家と出会い、のちに彼女たちの励ましを得て作品を書き上げた。この第一作が2014年にアメリカロマンス作家協会の新人賞であるゴールデンハート賞を受賞し、プロ作家への道が開けた。RTレビュワーズ・チョイス賞2016受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
29
ん~~、普通(@_@) SHADESな私には物足りない。もっと刺激が欲しかったわ~。次に期待しよっと(^_-) 2018/03/25
ち~
21
公爵夫人になるべく教育されてきたドロシアは期待に応えられず失敗ばかり。アイルランドで見つけた絵画にゾッコンになり、持ち主の公爵ダルトンに接近する。ダルトンは幼少期の悲劇から10年間、ある男を追っていた。2人はそれぞれの目的でアイルランドへ旅立つ。数日の旅で強い心を手に入れたドロシアは、硬く閉ざしたダルトンの気持ちを変えられるのか…。悲しさでいっぱいのダルトンが変わっていく過程がとても良かった。前回のキュウゾウのように、今回はコンが名脇役。ラストのフローとヴァンが微笑ましい演出でした。2018/05/05
Rin
19
シリーズ2、1のヒロインが身代わりを演じていた伯爵令嬢ドロシアがヒロイン、ヒーローはダルトン。ココアに続いてこちらもよかったわ~😍 伯爵令嬢の立場から解き放たれていくヒロイン、過去の出来事に捕らわれながらも、ヒロインに癒されていくヒーロー💕 / 絵画に造詣が深いヒロインで、公爵家所有の絵画、特にイタリアの女流画家アルテミジア・ジェンティレスキの作品にスポットがあたるのだけど、作中に出てくる「ホロフェルネスの首を斬るユーディット」と「自画像」、検索してスマホ画面ながら衝撃を受けました。→2021/06/20
モルテン
19
訳ありヒーローと、母から自立し、自由に目覚めようとしているヒロイン。ヒーローの気遣いが裏目に出たことと、ヒロインは社交界と縁を切ろうと決心したことから、2人はアイルランドへ馬車旅&船旅をすることに。タガが外れた(?)ヒロインの猛攻にたじたじとなるヒーローが可笑しい。途中から登場した男装で読書家で賭博家の15歳のモリーがはつらつとしていてよかった。彼女の今後を知りたい……けれど、次作はあの個性的なアリスがヒロインなんだね。そちらも気になる。2018/03/05
Michelle
13
美術に憧憬の深いヒロインが、公爵の所有する絵画の公開をお願いする為に手紙を書き、その文通から物語が始まる。都合のいい偶然が重なりすぎるところはあったものの、面白かったから、許せる。この作家さんの書くヒーロー、カッコいい。もっと翻訳されて欲しい。2021/04/28