出版社内容情報
【紀伊國屋書店チャンネル】
味の記憶は、愛の記憶
父はアメリカ人、母は韓国人。
十代の日々に一度は決裂しかけた母を闘病の末に亡くし、
韓国文化との唯一の架け橋を失ってしまった著者、
ミシェル・ザウナー(ジャパニーズ・ブレックファスト)がだどる、
喪失と再生のメモワール。
ニューヨークタイムズ、タイム、エンターテイメントウィークリーなど、10以上のメジャー媒体で2021年のベストブックに。オバマ大統領も推薦!
「Hマート」は、アジアの食材を専門に扱うアメリカのスーパーマーケット。人々が「故郷のかけら」や「自分のかけら」を探しにくるところ。――韓国人の母とアメリカ人の父のあいだに生まれたミシェルは、アイデンティティに揺れる十代のときに音楽活動にのめりこみ、猛反対する母親とは険悪な関係に。それから十年、やっとわだかまりがとけかかったころ、母親の病気が発覚。辛い闘病生活の末に母は亡くなってしまう。喪失感から立ち直れず、途方にくれていた彼女を癒してくれたのは、セラピーでも旅行でもなく――韓国料理だった。
【著者略歴】ミシェル・ザウナー Michelle Zauner
韓国ソウル生まれ。米国オレゴン州ユージーンで育つ。父はアメリカ人で母は韓国人。16歳でギターを手にし、作曲を始める。Japanese Breakfastの名で発表したアルバム「Psychopomp」(2016)で注目され、「Soft Sounds from Another Planet」(2017)を経て「Jubilee」(2021)を発表。2022年第64回グラミー賞2部門にノミネートされた。
「Crying in H mart』(本書)は2021年に刊行され、1年以上ニューヨークタイムズ・ベストセラーに入り、10以上のメジャーな媒体でベストブックに選出されている。
内容説明
父はアメリカ人、母は韓国人。十代の日々に一度は決裂しかけた母を闘病の末に亡くし、韓国文化との唯一の架け橋を失ってしまった著者がたどる、喪失と再生のメモワール。
目次
Hマートで泣きながら
涙は取っておきなさい
二重まぶた
「ニューヨーク風」の彼
ワインはどこかな
ダークマター
治療
お姉さん
わたしたち、どこに行くの?
生きることと死ぬことと、あなたが潤沢に持ちあわせない嵐のごときすばらしさとは?
LAW & ORDER
指輪の重さ
ラヴリー
マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン
松の実のお粥
小さな斧
マンチとわたしたち
キムチの冷蔵庫
コーヒー一杯
著者等紹介
ザウナー,ミシェル[ザウナー,ミシェル] [Zauner,Michelle]
韓国ソウル生まれ。米国オレゴン州ユージーンで育つ。父はアメリカ人で母は韓国人。16歳でギターを手にし、作曲を始める。Japanese Breakfastの名で発表したアルバム「Psychopomp」(2016)で注目され、「Soft Sounds from Another Planet」(2017)を経て「Jubilee」(2021)を発表。2022年第64回グラミー賞2部門にノミネートされた。文筆業では、2018年「ニューヨーカー」誌に寄稿したエッセイCrying in H martが評判になり、それを基にした回想録『Crying in H mart』(本書)が2021年クノッフ社から刊行された。本書は1年以上ニューヨークタイムズ・ベストセラーに入り、10以上のメジャーな媒体でベストブックに選出されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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