出版社内容情報
太平洋戦争の食糧難のさなか、一つだけのおにぎりのかわりに一輪のコスモスの花をゆみ子にあたえて、お父さんは戦争にいきました。他に「ヒロシマの歌」「むささび星」など十一編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
32
再読。2015年520冊め。学徒兵だった作者の体験から書かれた「一つの花」や「ヒロシマの歌」、民話風の「むささび星」や「きつねと鐘の音」など、絵本や教科書で読んだ名作ぞろい。2015/05/03
Squirrel
1
「一つの花」「ヒロシマの歌」「むささび星」「太郎こおろぎ」「おいしいおにぎりを食べるには」「はまひるがおの小さな海」「ゆみ子のリス」「花のオルガン」「ぬまをわたるかわせみ」「月とべっそう」「きつねとかねの音」「ねむの木のはなし」悲しい内容のお話もあるが、優しい文章で読後感はとても良い。ドキドキハラハラは少ないが、文章に優しく包まれる感じが心地よい。2024くもんのすいせん図書。2024/11/22
扉のこちら側
0
教科書で読んだ表題作を職場の書棚で見つけ借りてきました。全作品、表現がやわらかく心にしみました。2011/06/15