出版社内容情報
経営者、投資家、従業員、就職する学生など、いろいろな立場から会社を分析するための基本的な技法を、事例を交えやさしく解説
内容説明
「大倒産時代」を迎えたといわれています。「大企業は安全」という神話が、がらがら音を立てて崩れています。山一證券、北海道拓殖銀行、ライブドア、そごう、カネボウ、どの会社もよく知られた会社でしたが、ここ数年の間に破綻してしまいました。みなさんが勤務する会社は大丈夫でしょうか。みなさんの会社が取引している会社はどうでしょう。みなさんが経営している企業はうまくいっていますか。就職先を決めるにしても、投資先・取引先を決めるにしても、「敵(相手)を知る」ことが大切です。本書は、そうした疑問に答えられるようになる、「経営分析の技法」をわかりやすく紹介しています。
目次
なんのために会社を分析するか
会社を分析するにはなにを用意すればよいか
会計データはどのようにして作られるか
となりの会社と比較するにはどうすればよいか
会社はもうけているか
いくら売れれば利益がでるか―損益分岐点の話
会社は成長しているか
会社への投資は安全か
付加価値とはなにか
会社の生産性と分配指標はどうやってはかるか
連結財務諸表はどのように分析するか
経営計画と経営戦略を読む
決算短信を読む
資金情報を読む
資産や負債の含みとはなにか
配当性向・配当率・配当倍率を読む
ROE経営とはなにか
著者等紹介
田中弘[タナカヒロシ]
神奈川大学経済学部教授、商学博士。札幌に生まれ、学生時代を東京で過ごし、その後、名古屋の愛知学院大学に奉職。1993年から神奈川大学で「会計学」と「経営分析」を担当
藤田晶子[フジタアキコ]
明治学院大学経済学部教授。大学では、「国際会計論」と「会計史」を担当。専門はフランス会計学および無形資産会計。最近は無形資産について研究している
井戸一元[イドカズモト]
名古屋外国語大学現代国際学部国際ビジネス学科教授、博士(経営学)。大学では、「簿記原理」「経営分析」「国際会計」を担当
加藤正浩[カトウマサヒロ]
龍谷大学経営学部教授。愛知に生まれ、学生時代も愛知で過ごし、浜松の短期大学の教員を経て、1996年から京都の龍谷大学で「会計監査論」と簿記・会計の入門科目を担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。