内容説明
本書は、第1部では相続税の理論と実際について、第2部では相続税を一国の文化・民族の視点から考察した。古代ローマから現代にいたるまでの主要な相続税の理論、制度、改革等の発展・比較を集成し、それを踏まえて、相続税の根底にある相続観・相続の概念・相続税制と、国の成り立ち・宗教文化の係わりあいを分析した。
目次
第1部 相続税の理論と実際(生成と発展;根拠論と課税形態;シャウプそしてヴィクリーの租税思想とその理論;わが国における相続税の系譜:第二次世界大戦前―伝統的相続 ほか)
第2部 相続税の文化論的考察(イスラーム文化とトルコの伝統的相続;儒教文化とわが国の伝統的相続;アメリカ文化と遺産相続;シャウプ税制の修正過程―包括的所得概念と遺産概念 ほか)
著者等紹介
小野塚久枝[オノズカヒサエ]
青山学院大学大学院経済学研究科(財政学専攻)、千葉商科大学大学院政策研究科(財政・租税政策専攻)を経て、現在、東京家政学院大学人文学部助教授。青山学院大学経済学部、国際政治経済学部で教鞭をとる。博士(総合政策研究)
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