内容説明
本書は、親会社、子会社、関連会社によって構成される連結企業集団の経営分析を取り扱ったものである。単体としての企業(会社)の経営分析ではない。今や、「経営分析」といえば連結企業集団を中心とするものに変化してきている。「連結優位」の状況にあって、しかもグローバル化・情報化が急速に進展してきている環境において、連結企業集団の経営分析が一段と重要になってきたことを認識して、旧著を大幅に書き直し、全訂版として公刊することにした。
目次
連結会計と経営分析
連結企業集団の経営分析
連結企業集団利害関係者と経営分析
連結貸借対照表の仕組み
連結損益計算書の仕組み
連結剰余金計算書の仕組み
連結企業集団の収益性分析
連結企業集団の安全性分析
連結キャッシュ・フロー計算書に基づく経営分析
連結経営と付加価値分析
非財務的尺度・環境要因の分析
経営分析における分析結果の総合
セグメント別報告の経営分析
純粋持ち株会社の経営分析
日立と東芝の連結経営分析
著者等紹介
野村健太郎[ノムラケンタロウ]
大分大学教授・博士(経営学)。日本社会関連会計学会会長・日本会計研究学会理事・(財)産業経理協会評議員。著書に『連結会計論』(森山書店、1976年、日本会計研究学会太田賞受賞)、『フランス企業会計』(中央経済社、1990年、日本公認会計士協会学術賞受賞)など
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