内容説明
ハーディ不朽の名作『カスターブリッジの町長』を21世紀的視点から読み直す11の試み。研究者のみならず、大学生、大学院生が小説の読み方・論じ方の現状を知る上で最適の論文集。
目次
読み直す『カスターブリッジの町長』
ゴシック小説として読む『カスターブリッジの町長』
聖家族の瓦解と再生産―スーザン・ヘンチャードの役割
ヘンチャードを巡る三人の女性たち―ルセッタを中心にして
エリザベス=ジェインを非嫡出子として読む
「カスターブリッジの父親」の物語
『カスターブリッジの町長』とケルト的表象
『カスターブリッジの町長』と聖書
『カスターブリッジの町長』―映画を通して見る世界
カスターブリッジの魔女たち
追い落とされる者たち―ヘンチャードとバルストロード
著者等紹介
福岡忠雄[フクオカタダオ]
関西学院大学教授
北脇徳子[キタワキトクコ]
京都精華大学教授
渡千鶴子[ワタリチズコ]
関西外国語大学(短期大学部)教授
風間末起子[カザママキコ]
同志社女子大学教授。博士(英語英文学)
杉村醇子[スギムラジュンコ]
広島工業大学助教。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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