内容説明
本書は、現行の国際会計を基盤としながらも、それをさらに展開して、文化と会計の関連性、文化形成要因および文化会計の策定という順序で、新しい経済発展のパラダイムに適応する文化会計のあり方を模索したものである。第2版では、内外における最新の統計データの利用、各国の新しい諸制度および最新の財政・会計制度の考察、さらに最新の文献参照による内容のさらなる充実をはかっている。
目次
文化会計の策定
第1部 国際化時代と会計―制度化のプロセス(国際化時代の会計―国際会計の意義;会計基準の国際的調和化・統合化 ほか)
第2部 資源・環境と会計―グローバルな公正利用(資源・環境問題と会計情報システム;環境会計制度化へのプロセス―ドイツの大学、とくに経営・経済学部系におけるカリキュラムを中心として)
第3部 価値と会計―定性的価値の模索(会計研究―学際的展開;持続的発展と会計―価格と価値との相克 ほか)
第4部 経済主体と会計―21世紀指向のライフスタイル(企業と会計情報―社会報告会計;政府と会計情報―アメリカ政府会計 ほか)
第5部 継承と会計―世代会計の展開(財政負担の背景と現状―国際比較を含めて;医療・介護問題と会計情報 ほか)
著者等紹介
木下照岳[キノシタテルタケ]
早稲田大学大学院商学研究科博士課程修了。現在、明星大学名誉教授、神奈川大学講師。博士(商学)
中島照雄[ナカジマテルオ]
法政大学大学院社会科学研究科修士課程修了。現在、群馬大学社会情報学部教授
柳田仁[ヤナギタヒトシ]
早稲田大学大学院商学研究科博士課程修了。現在、神奈川大学教授、前名古屋学院大学教授
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