出版社内容情報
株式会社は誰のものかというコーポレイト・ガバナンスの見地より「開かれた株主総会」時代の到来に対応し、株式会社の大・中・小会社のすべてにわたり総会運営上の諸問題を実務的に解説。
内容説明
株主総会は株式会社の最高機関である。今、この株主総会をめぐる経営的、社会的かつ法律的環境の変化が注目されている。その問題の中心は、“開かれた株主総会”への創造である。本書は、この開かれた株主総会を目指して、株主総会運営の問題点について端的に解説したものである。
目次
第1編 株主総会運営の現代的諸問題―株式会社は誰のものか(株式会社は誰のもの―コーポレイト・ガバナンスの原点;内部告発・株式会社は株主のもの―株主・株主総会無視で転落した悲劇の経営者;株主総会運営にかかわる現代的諸問題―コーポレイト・ガバナンスの確立へ)
第2編 株主総会運営の実務(株主総会はなぜ必要か;小会社の株主総会運営の実務;中会社の株主総会運営の実務;大会社の株主総会運営の実務;総会決議の瑕疵への対応;利益供与の禁止;株主総会はこうかわる―株主総会のIT化)
第3編 株主総会のリスクレス運営 結びにかえて―リーガルリスク・マネージメントの確立(開かれた株主総会運営のためのリスクレス経営―経営と法律の一体化;リーガルリスク・マネージメント・システムの確立―結びにかえて)
著者等紹介
大矢息生[オオヤヤスオ]
京都市出身。明治大学大学院法学研究科修士課程修了。元ハーバード大学ロー・スクール客員研究員。現在、弁護士・税理士・国士舘大学大学院教授
高原照之[タカハラテルユキ]
神戸市出身。神戸大学法学部卒業。前大日本製薬株式会社法務部長。37年間にわたり企業法務に従事。現在、京都学園大学法学部講師
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