内容説明
無類のカレー好き41人が書いた珠玉の名短編集。思わず生つばが…。
目次
第1章 『昔カレー』宣言(カレーライス 伊集院静;カレーライスの話 安西水丸;大宅壮一とカレーライス 大隈秀夫;カレーのマナー 泉麻人;カツカレーの春 五木寛之 ほか)
第2章 『カレー文化』宣言(牛鍋とライスカレー 山本夏彦;紙のようなカレーの夢 色川武大;ウスター・ソースは大阪の味 三田純市 ほか)
第3章 『カレー百味』宣言(カレーうどん再見 東海林さだお;カレーは昔のカレーならず 塩田丸男・ミチル;カレーライスをチンケに食う 村松友視 ほか)
第4章 『カレー国民食』宣言(ガラムマッサーラのドライカレー 檀 太郎;カレーライス 北杜夫 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NAOAMI
11
二十年も前の本。さらに過去どっかに掲載されていたであろうカレーに纏わるエッセイを掻き集めているので、書かれた時点で70年代?ってのもザラ。また、そこからカレーがらみの「思い出」を辿っていると、もっと大昔の話になる。内容もどこかで読んだことがあるような話や、ネタかぶり多数。取るに足らない。知人が古本屋で見つけ、カレー好きのボクにと、献本してくれた。さすがの読メでも表紙no imageだが、表紙のインド絵画が妙に可笑しな雰囲気を醸してる。久しぶりに日曜だし、スパイスからチキンカレーでも作ってみようかしらん。 2017/03/26
きゅー
7
カレー好き41人による随筆集。カレーが繋いだ大宅壮一と池田首相の秘密会談、池波正太郎が学校の先生におごってもらった懐かしのカレー、和田誠がカレーに醤油をかけると怒る妻の話(ちなみに妻は平野レミ)など。カレー好きにはたまらない一冊。ところで、三田純市が阪急百貨店の創始者小林一三について書いている話で気になる箇所があった。食堂のライスが5銭の時代。当時、そのライスにソースをぶっかけたソーライなる食べ方があったらしいが、本当にそんなことをやった客がいたのかどうか、と三田は問う。2022/10/25
ふみえ
7
古本屋さんで無造作に置いてあった、エスビー食品70周年記念本。41人もの作家さんなどがカレーについてアレコレ語っており、今も昔もみーんなカレーが大好きなんだと思った。勿論、私もカレー党員で今日の昼もカレーを食べた。2015/10/25
青
1
総勢41人のカレー話。カレーライスなの、ライスカレーなの?からカレーの木やら。カレーに関する個人の思い出だったり、これぞわが家のカレー自慢だったり。いやいやご飯前に読むものではないね、カレー食べたくなるじゃない。2012/06/13
masuo_E_O
1
様々な小説家・文章家の書いたものからカレーに関するものを抜き出してある。カレーという食べ物に対する知識が深まるだけでなく、明治以降の日本の歴史に関わるカレーの話や、様々な人のカレーにまつわる思い出など、とても楽しく読めた。2011/12/07
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