基礎から身につく「大人の教養」<br> 東京藝大で教わるはじめての美学

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基礎から身につく「大人の教養」
東京藝大で教わるはじめての美学

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784418222087
  • NDC分類 720.1
  • Cコード C1070

出版社内容情報

美について哲学してみたら、名画の素顔が見えてきた。

絵を見るとはどういうことなのか?
絵を見る人は何を見ているのか?
その人の中では何が起こっているのか?
――美や芸術についての哲学的な問いを扱う学問が美学です。

これまで多くの美学者が、絵を見ることについてさまざまな思索を巡らせてきました。
中でも20世紀のフランスでは、多くの先鋭的な哲学者や美学者が
絵画について議論を戦わせ、認識を深めてきたのです。

本書ではそのうちの6人を取り上げ、彼らの絵画論を噛みくだいて紹介します。
その思索をたどることで、あなたは絵画の新しい魅力に出会えるかもしれません。

内容説明

絵を見るとはどういうことなのか?絵を見る人は何を見ているのか?その人の中では何が起こっているのか?二十世紀フランスを代表する六人の哲学者や美学者の絵画論を丁寧に読み解き、絵画の新しい魅力と出会えるユニークな入門書。

目次

序章
第1章 絵画は想像力を抑えるのか?―アランの想像力論
第2章 美しいのはイマージュなのか?―サルトルの絵画論
第3章 絵の響きとは何か?―メルロ=ポンティの絵画論
第4章 美的対象とは何か?―デュフレンヌの絵画論
第5章 絵画のリズムとは何か?―マルディネの絵画論
第6章 絵画における見えないものとは何か?―アンリの絵画論
終章

著者等紹介

川瀬智之[カワセトモユキ]
東京藝術大学教授。1971年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程美学芸術学専攻修了。博士(文学)。専門は20世紀フランス美学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

28
東京藝大の教授による、美学についてのお話。美学とは、美しさや芸術について考える哲学である。本書では6人の美学者の絵画論が紹介されている。絵を見るのは好きなのだが、哲学的な観点から絵を見たことがなかったので、この本の一つ一つが新しい発見になった。東京藝大の学生は一年生のうちにこの授業を受講するそうで、羨ましい。わたしも一緒にこの授業を受けたい気持ちになる。本書ではマルディネなど日本語訳のない美学者も取り上げられている。本書でしか知ることのできない美学者がいるということだけでも、この本は一読の価値がある。2024/09/26

しーふぉ

21
美学とは、美しさや芸術について考える哲学。絵を見るとは絵の具を見る訳ではない。難しくて良く分からなかったが、こういう学問があって芸術があるのか。2025/03/01

koke

14
フランスの現象学的美学に特化した珍しい美学入門書。メルロ=ポンティ、デュフレンヌ、マルディネの章のみ読了。フランス語がほぼ読めないので大変ありがたい。芸術は科学的世界像以前の身体的・感覚的なものを回復させる、という方向性がしっかり共有されていて印象深かった。次はぜひマルディネの翻訳をお願いします。2024/07/27

mikio

12
フランスを代表する6人の哲学者による絵画論。「現代の芸術の抽象は現代の人間のその世界の知性化、機械化からリズムによって我々を救い出そうという一つの試みである。」(マルディネ)「世界を退ける事によって抽象絵画は、その新たな逆説的な目的を自らに課していた。すなわち見えないものである。この世界が脇によけられ、暗黙のうちに抽象絵画によって軽視されるようになった今、抽象絵画はそれを新しくかつ未知の深さにおいて再び見出すのである。」(アンリ)抽象絵画への向き合い方がわかった気がする。絵を体験する。おぼえておきたい。2024/08/24

安土留之

5
6人の哲学者の美学論を紹介しているだけの本。おまけに、最後に、美学を含めた哲学においては、「誰かが正しいとか、誰かが間違っているということはない」と著者は言う。だとしたら、哲学は真偽判断、妥当性判断ができないものであり、学問とは言えないだろう。  東京藝大という芸術家を目指す生徒むけの講義をベースとした本ということで期待したけど、がっかりでした。認識論だけに依拠せず、絵画の書かれた目的(宗教画か世俗画かなど)、社会的文脈なども視野に入れた美学論でないと、学生さんにとっても有益な美学論ではないでしょうね。2024/05/02

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