出版社内容情報
あまがえるのラッタ、チモ、アルノ―は林の中に探検に行くことに。
見たことがない世界にはしゃぐ３匹ですが、さまざまな生き物たちに遭遇し……。
逃げて、隠れてばかりの３匹にとって、“冒険”とは？
葛藤しながらも、無邪気に逞しく“いまを生きる”３匹の成長と、明日への希望を描いた物語です。
小学館児童出版文化賞受賞作家 舘野鴻と、生物画家 かわしまはるこが描く、
「３びきのあまがえる」シリーズ、待望の第二弾。
ハラハラドキドキ、緊張の連続！舘野ワールド全開のお話と、
瑞々しく美しい、躍動感あふれる水彩の世界をお楽しみください。
内容説明
あまがえるのラッタ、チモ、アルノーは森の中へ探検に行くことに。見たことがない世界にはしゃぐ３匹ですが…。逃げて、隠れて、食う食われる。３匹にとって、“冒険”とは―？小学館児童出版文化賞受賞作家舘野鴻と生物画家かわしまはるこが描く、「３びきのあまがえる」シリーズ第２弾。
著者等紹介
たてのひろし［タテノヒロシ］
舘野鴻。１９６８年、神奈川県生まれ。絵本作家・生物画家。幼少期より、熊田千佳慕氏に師事。美しい細密画で多くの人々を魅了している。２０１７年、『つちはんみょう』（偕成社）で小学館児童出版文化賞を受賞
かわしまはるこ［カワシマハルコ］
１９６７年、埼玉県生まれ。生物画家。２００６年より舘野鴻氏に師事し、昆虫や植物などの観察法や生物画を本格的に学ぶ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ままこ
89
シリーズ2作目。好奇心旺盛なアルノーの一言でチモ、ラッタたちは森に冒険へ行くことに。自然界は危険に満ちている。逃げの速さは生き残るためには大事なことだよね。3匹の食事シーンもかなりワイルドだった（笑）かわしまはるこさんのリアルキュートで躍動感ある絵はワクワク愉快で見飽きない。構図も最高！作の館野鴻さんの〈今を生きる〉メッセージが込められたあとがきも良かったケロ🐸2021/08/06
ベーグルグル （感想、本登録のみ）
45
結構リアルな絵でしたが、躍動感がありました。食物連鎖の世界で、生きていくためには逃げる事も大切ですね。2022/04/30
ほんわか・かめ
34
緻密でリアルな絵ですが、優しい色合いがかわいらしい。とはいえ、生き物たちは食物連鎖のシビアな世界で生きているのが事実。そのことを隠さず伝えてくれる良い絵本。生きるために逃げて隠れて、生きるために獲物をむさぼる。みんな一生懸命！〈2021/世界文化社〉2021/09/19
ケ・セラ・セラ
31
『あまがえる』シリーズ第2弾。森へ冒険の3匹。あまがえるたちの動きも生き生きと、さまざまな昆虫たちの細密な描写が素晴らしい。森の中は危険がいっぱい。ひきがえるの皮膚感、あまがえるたちが虫を食べるリアルさ。弱肉強食をしっかり描いているところがいいですね。『逃げ』は生きていくための武器。冒険のわくわくと、学びの一冊。2021/10/12
たーちゃん
28
息子の好きなかえるや虫がいっぱい出てきて、もうそれだけで喜んでいました。2021/11/12
