出版社内容情報
健康寿命を伸ばす、つまり、いつまでも寝たきりや要介護状態にならない体をつくるための知識、実践方法をわかりやすく解説します。
「日常生活で介護を必要とせず、心身ともに自立的な状態で生存できる期間」を示す健康寿命。この健康寿命と平均寿命の差が、現在の高齢化社会で問題になっています。本書は健康寿命を伸ばす、つまり、いつまでも寝たきりや要介護状態にならない体をつくるための知識、実践方法をわかりやすく解説。ロコモティブシンドローム(運動器症候群)対策として、筆者が監修し、東北の被災地を中心に啓蒙活動を行っている「ロコモ体操」など、高齢者でも簡単にできる体操も紹介しています。
内容説明
「健康寿命」を意識する、「骨」「筋肉」「関節」「神経」を知る、ロコモ体操・ダンベル体操・スクエアステップを実践するほか、東北の被災地をサポートする整形外科医が教える、体の「サビつき」防止法。
目次
第1章 高齢者の「転倒」と「寝たきり」の原因(「高齢化」が進む日本の現状と将来;平均寿命と健康寿命の差が9~12年 ほか)
第2章 「運動器」を理解してロコモに勝つ!(人間は加齢により運動器の働きが低下する;そもそも人間の運動はどう行われているのか? ほか)
第3章 今日から始める簡単トレーニング(ロコモ体操;ダンベル体操 ほか)
第4章 被災地支援と今後のロコモ対策(避難所での運動器障害は災害の二次被害;要介護者が2割も増加した事実 ほか)
著者等紹介
佐々木信之[ササキノブユキ]
東北福祉大学特任教授。佐々木整形外科麻酔科クリニック院長、介護老人保健施設せんだんの丘理事長。1940年2月13日生まれ。65年岩手医科大学卒業、70年同大学院博士課程を卒業。75年佐々木整形外科麻酔科クリニック開設。運動器の整形外科疾患はもちろん、頭痛、帯状疱疹、難治性疼痛等のペインクリニックを対象として診療にあたる一方で、自ら監修したロコモ予防の歌と体操を主体にロコモティブシンドロームの啓発に奔走。宮城県内の被災地はもとより、九州・沖縄まで幅広い地域で、ロコモアドバイスドクターとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。