内容説明
中国の武漢でPKF活動中の陸上自衛隊の部隊222名が三国志の世界に飛ばされた。雌伏2年の後、漢王朝復興を目指す劉備玄徳による三顧の礼を受け、軍師として迎えられた天津光照3佐は、自衛隊を劉備軍に合流させ、荊州攻略を目論み南下を始めた曹操軍との戦闘を開始する。しかし、緒戦の勝利に沸く劉備の拠点・新野を馬大校率いる北中華人民解放軍空軍が空爆。5万人の難民ともども夏口へ逃れる劉備一行は、長坂橋で曹操軍に追い詰められるも呉軍の参戦で危機を逃れる。天津は呉との同盟を画策するが―。
著者等紹介
吉田親司[ヨシダチカシ]
1969年、福岡県生まれ。岡山商科大学卒業後、情報処理会社勤務を経て、本格的な執筆活動に入る。2001年に『新世界大戦』(KKベストセラーズ)にてデビュー。以後、架空戦記やライトノベルを中心に活躍。徹底したエンターテインメント性と重厚な作風には定評があり、読者の熱い支持を受けている。日本SF作家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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