内容説明
世界が驚嘆した『アジア産蝶類生活史図鑑』全2冊を完成させ、“蝶大国・日本”に導いた快男児の珍記録!蝶に賭けた人生と行動力は、私たちに勇気を与える感動のドキュメントです。
目次
第1章 蝶の魔境・インド―1963~1968
第2章 ベンゲットの道・フィリピン―1966
第3章 熱砂の国・イラク―1969~1971
第4章 エルブルツの高峰・イラン―1974
第5章 雨と蛭と原生林・インド―1985~1986
第6章 蒼きブータンの山河・ブータン―1985~1987
第7章 朦気の地・中国―1994.2001.2004
第8章 彩りに満ちる島・スラウェシ―1967.1972.1993
第9章 疫病満ちる半島・ラオス―1998
第10章 遠い国・オーストラリア―1977~1978
第11章 驟雨と老酒・シンガポール―1998
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりこ
1
63〜98年にインド、イラク、ブータン、中国、ラオス、オーストラリア、シンガポールを訪れる。ちょっと古い感じが懐かしい感じ。蝶を求めて、色んな体験が書かれていて面白かった。蝶の話はあるが置いといて、イラクの話が1番良かった。2023/04/03
メルセ・ひすい
1
9-65 赤 アルカイダの友達の友達・黒鳩の舎弟?蝶キチ仲間です。特にテングアゲハって聞いただけでコーフン・思わず鼻血が! 蝶の研究で世界をリードする「蝶大国」日本の研究者が、事故や事件を乗り越えて未知の蝶を探し求める、感動とユーモアあふれる探検記。新種を発見した喜び、初めて餌を食べてくれた感動などを生き生きと綴る。イスラエル兵士イワク「我々イスラエル軍の教典は旧日本軍の戦陣訓なんです。我々は朝夕それを学んでいます、特に日本の特攻隊に我々は強く感銘をうけています」。愛国的・・驚愕Patriotic!2008/04/21
かば◎
0
図書館本。筋金入りの蝶マニアによる採集紀行。多くはそれまで筆者にとって未知であった蝶を各地に求め歩きながら、生態史が明らかになっていない部分を解明していく。地理的にも、研究的にも「空白を埋めていく」という点で「白地図」という書名はしっくりくる。残念なのは、幾多の珍しい蝶の名前が並んでいるにもかかわらず、カラープレートで参照できるのはごく一部であること。白黒写真でもよいのでこの倍は図版が欲しかった。それはそれとして、採集禁止となった国で密猟した話を(むしろ自慢げに)書いているのはいかがなものかと思う。2017/07/29
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
0
☆×4.5…蝶にまつわる旅の記録。しかしとる場所もまたすごいなぁ。飛行機の技術があまりよくないために著者が乗った飛行機が着陸に失敗して炎上するって言う笑えない場面もありますし…しかもその場面が写真つきなのには驚き。生々しいです。もちろん行く場所行く場所が奥地というか衛生面でもお世辞に灰とはいえないので体調を崩したりの連続…珍種の採集は楽なものではないですね。2010/08/25
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