内容説明
ファンタジーの世界をめぐるスコットランドの「ロイヤル・スコッツマン」世界一豪華と謳われる南アフリカの「ロボス・レイル」大自然の中を駆け抜けるカナダの「カナディアン」スイス‐ドイツ‐オーストリアを鉄路で結ぶ「シティナイトライン」常に世界の鉄道の最前線をめぐる筆者渾身の書き下ろし写真エッセイ。
目次
第1章 ロイヤル・スコッツマン(乗車前の大きな疑問;バグパイパーの先導で ほか)
第2章 ロボス・レイル(ビクトリア・フォールズ;ロボス・エアからロボス・レイルへ ほか)
第3章 カナディアン(愛しの「カナディアン号」;バンクーバー ほか)
第4章 CNL(シティホテル列車構想;三日月マークの寝台列車 ほか)
著者等紹介
櫻井寛[サクライカン]
1954年長野県生まれ。幼少の頃より旅と鉄道をなによりも好み、鉄道員をめざして昭和鉄道高校に入学したが、在学中に鉄道写真の魅力にとりつかれ写真家に転向した。日本大学芸術学部写真学科卒。世界文化社写真部勤務を経て、1990年にフォトジャーナリストとして独立。1993年、航空機を使わず陸路のみで88日間で世界一周を果たす。1994年『鉄道世界夢紀行』にて第19回交通図書賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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安国寺@灯れ松明の火
5
妻が図書館で借りていたのを拝読。私は鉄道については全然興味がなかったのですが、最近BSで見る『にっぽん鉄道写真の旅』がなかなか面白く、そのつながりで手に取ってみました。最初のスコットランドの寝台特急がいきなり先頭打者ホームランで、客室のあまりの豪華さに目が釘付けになりました。こうしたゴージャス市場以外の寝台列車は、飛行機や日中運行の超特急に押されて需要を掘り起こすのが難しいようですが、最後に紹介されていたスイス~ドイツの「走るシティホテル」は門外漢の私にも興味深いものがありました。2011/01/29
のら
0
鉄道の知識はあまりなく、図書館でなんとなく手にしたこの本。しかし、読後にはすっかり豪華寝台列車に乗るためだけの海外旅行を脳内計画させるほどワクワク感に溢れた本です。スコットランド、南ア、カナダ、スイス〜ドイツのクラシックな列車や景観やサービスを楽しめる列車を写真家で鉄道マニアな筆者が堪能しながら書いているので、その気分が共有できるのです。そして旅を上質たらしめるのは最終的には列車のスペックがどうこうより、ホスピタリティーだと感じました。南アのロボスレイルのオーナーから「走るシティホテル」のCNLスタッフに2014/09/24
はるとん
0
列車の細かいところとかはさらっと書いていて、食事や乗務員、部屋のことなどが細かく書かれていて、読んでいて楽しい。写真もきれい。いつか列車の旅がしてみたい。2010/02/03
小池馨子
0
面白く読ませて頂きました!2011/10/27
ステビア
0
面白かった〜。寝台特急乗りたくなるね。2011/06/02