何をかいわんや

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  • サイズ B6判/ページ数 217p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784418035069
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

昨年6月に急逝した消しゴム版画家・天才コラムニストの単行本初収録、お蔵出しコラム集。まとまった形では読者の目に触れることのなかった、ファン必読のコラムを満載。

内容説明

世界一の「消しゴム版画家」にして希世の天才コラムニストによる、メディア時評コラム&消しゴム版画集成。

目次

第1章 テレビ観天望気(ジャイアンツ原の最大のライバル、それは「原クン」という呼び名;日曜深夜、帰ってきた蟇目良が「おやすみなさい」と囁く ほか)
第2章 テレビ暴風警報(現代流行らない顔図鑑;テレビで有名人になるための引っ掛かりとは? ほか)
第3章 CM警戒水位(「年下キラー」を押し出した両国予備校CM、山本陽子は正解;なぜ2女優の共演を?新・バファリンCMの不可解 ほか)
第4章 雑誌オゾンホール(おそるべし。『オレンジページ』がたくらむ「おせち改造計画」の先兵;知られざるオヤジ雑誌随一の読み物「松村邦洋のベスト10」 ほか)
第5章 暮らしの天気図(その本道は「子供だまし」。現代のミルメークを求めて;いかがわしくも怪しい「池袋」とのつき合い ほか)

著者等紹介

ナンシー関[ナンシーセキ]
消しゴム版画家、コラムニスト。本名、関直美。1962年7月7日青森市生まれ。2002年6月12日逝去
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山田太郎

37
現在ナンシー関がマイブーム。めちゃくちゃ深いよ、この人のコラム。サブカル好きなのも高評価。しかし、ナンシー関と中島らもがいなくなったのはいかん。2012/10/21

山田太郎

35
再読でありますが、当然のことながらきれいに記憶なし。年をとるのも便利だなと。ものすごく面白かったとアホのような感想だが。冷静な第三者視点が好きというか。版画もいいけど、一言がうまいというか本人が言ったような言いそうなことうまいことつかんでるなと思った。通勤電車の中ですが、前に座ってるねえちゃんはそうかわいくないけど、足がきれいで惚れる。何見てるんだよ、おっちゃん。2019/10/03

3939タスタク

12
『平成の棟方志功』との異名をとる、消しゴム版画家でコラムニストでもあるナンシー関が亡くなって早10年。その後様々なコラムニストが登場したが、彼女ほどの慧眼を持つ人物がいただろうか? ホリエモンVSナベツネ対決や、押尾・のりピーの薬物事件や海老蔵事件、AKB総選挙や某芸能人家族の生活保護不正受給問題、某TV局の偏向・捏造問題など、彼女の死後起こった様々な出来事に対し、どのような発言をしたのだろうか?2012/06/10

エリナ松岡

9
ナンシー関初体験です。噂どおり、面白いと思います。彼女の、平坦でつまらない日常からかすかな起伏を見つけ出す才能と、騙されやすいことを自認しつつも裏を見透かす消費者目線を考えると、何気にマーケティングや嫌われない広告作りの良い教科書にもなるのではないかと。2016/08/15

zakuro

7
90年前後のテレビ・雑誌・その他についてのコラム集。自分の記憶の欠落を埋めるためにナンシーさんの本は役立つのだけれど、それにしても登場する番組、CM、歌、ほとんど知らなかった。あたし何してたんだその頃。少なくともテレビ見てなかったみたいだ。当時の世相で「電車に乗ってる人がみんな本を読んでる」ってあって衝撃を受けた。今みんなスマホか寝てるし。バブル崩壊後の出版なのに、使っている紙が厚いのにも驚いた。取り上げられた人たちを誰も傷つけてはいない気がするのは文章が上手すぎるからかなあ。2018/04/23

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