内容説明
平成25年改正を盛り込んだ最新版。公正取引委員会における実務経験を持つ研究者らが、これまでに蓄積された判例及び公取委の審決・命令を通して違反事件の特色を整理し、独禁法の体系的な理解と実務運用の実態把握を図る。更に知財・政府規制との関係、アメリカ・EUとの比較も充実!!
目次
第1章 独占禁止法の目的・沿革・構成
第2章 不当な取引制限(カルテル)の禁止
第3章 私的独占(独占行為)の規制
第4章 不公正な取引方法の規制
第5章 企業結合の規制
第6章 知的財産権と独占禁止法
第7章 政府規制と独占禁止法
第8章 公正取引委員会による執行及び私人による執行
第9章 独占禁止法違反に対する措置体系
第10章 独占禁止法の国際的執行
第11章 独占禁止法運用のアメリカ・EUとの比較
著者等紹介
波光巖[ハコウイワオ]
弁護士。1962年中央大学卒業。1964年公正取引委員会事務局審査部、1977年同第一審査監査室長、以後審判官室長、景品表示指導課長、名古屋地方事務所長、団体課長、審判官を経て、1988年香川大学法学部教授、1995年関東学園大学法学部教授、2005年弁護士登録、同年神奈川大学法学部兼法科大学院教授、2008年より現職
栗田誠[クリタマコト]
千葉大学大学院専門法務研究科教授。1977年東京大学卒業。1977年公正取引委員会事務局入局、在米国大使館一等書記官、公正取引委員会事務局官房総務課渉外室長、審査部監査室長、通商産業省産業政策局物価対策課長、公正取引委員会事務総局経済取引局調整課長、審判官を経て、2001年より千葉大学法経学部教授、2004年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。