内容説明
社会経済状況の変化に伴い変容してきた出資法の現況を明快に捉え、法文の解釈と運用について最新情報を提供。「出資法」の社会的機能や保護法益を詳らかにし、各条文の的確な解釈とこれまでの研究成果や重要判例の解説を織り込んで編んだ実務理論書。平成22年に施行された新出資法について経験豊富な実務家と気鋭の研究者達が執筆。
目次
第1章 総論(出資法の意義;出資法の制定;出資法の改正;出資法の立法趣旨;出資法の構造;出資法制定後の主な同法関連事件)
第2章 出資金の受入れの制限・預り金の禁止
第3章 浮貸し等の禁止
第4章 金銭貸借等の媒介手数料の制限(金銭貸借の媒介手数料の制限違反の罪(4条1項)の構成要件
保証の媒介手数料の制限違反の罪(4条2項)の構成要件)
第5章 高金利・高保証料の処罰(高金利罪(5条)の構成要件
高保証料の罪(5条の2、5条の3)
みなし利息等に関する規定(5条の4))
著者等紹介
齋藤正和[サイトウマサカズ]
昭和26年東京生。昭和49年早稲田大学法学部卒業。昭和54年早稲田大学大学院法学研究科修士課程修了(刑事法専攻)。昭和58年東京弁護士会登録。昭和62年齋藤正和法律事務所開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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