内容説明
本書は、身体的刑法犯罪をめぐる具体的事例を問題の出発点として、当該事例に適用すべき刑法各論中の構成要件の解釈等を多角的に検討する。さらにその背後にある正当防衛、共犯の成否や既遂犯・未遂犯の区別、因果関係の存否など刑法総論での一般理論を実務運用の視点を加えて論述し、理論と実務両面から妥当な処理方針を提供する。
目次
1 殺人罪
2 傷害致死罪・傷害罪・暴行罪
3 兇器準備集合罪
4 遺棄罪
5 業務上過失致死傷罪
6 逮捕・監禁罪
7 脅迫罪・住居侵入罪
8 強姦罪・強制わいせつ罪
9 放火罪
10 騒擾罪
11 公務執行妨害罪
12 特別刑法犯