出版社内容情報
現代社会を生き抜くための仕事術、自分らしさを貫く姿勢を、わび茶の完成者として知られる千利休の生き様から見出します。
わび茶の完成者として知られ、群雄割拠する戦国という世を生きた歴史上の偉人のひとり「千利休」――とはいえ長い歴史と広い世界を俯瞰したとき、いかなる偉人であっても、たった一人の人物など「1つの点」に過ぎません。
しかし、この「千利休」という「1つの点」を開いてみたとき、客人や茶そのものに対する姿勢、つまりは利休の「生き様」というものが、あまりにも強い光を放っていることに気づかされるのです。
長い時間を過ぎても朽ちることのない、むしろ新鮮なまでのその光は、現代の世を生き抜こうとする私たちが仕事に対して取るべき姿勢に、そのまま反映・応用させることができるのではないでしょうか。
本書では、利休の人物像や様々なエピソードに「現在」というフィルタを通して、仕事に対して取るべき姿勢を、132の言葉に細分しています。
そのうちの1つでも心に響き、現代社会を生き抜くための仕事術、自分らしさを貫く姿勢を見出していただければ幸甚です。
「何を伝えたいのか」「著者は何が言いたいのか」という書き手上位の見方ではなく、「なぜ、この本を手に取ったのか」という潜在意識に立ち返り、そのことに向き合いながら、1つ1つの項目を読者一人ひとりの感性で心に浸透させていただければと思います。
濾過された後に残るものが、今のあなたに必要な言葉となれば幸いです。
【著者紹介】
?M畠 太:1973年、東京都出身。 モビリティランド(鈴鹿サーキット)、柿安本店のPR部門を経て、現在は大東建託の同部門に在職。2013年より、企業に所属しながらビジネス書の作家として活動を開始し、ものづくりや販促、マーケティングに重要である「感性」を育てる方法や、感性を重要視した働きかたに関わる書籍を執筆。官庁の観光誘致、大手企業の商品開発など多くのプロジェクトへ参加。企業や学生を対象にした研修、講演、異業種交流会の主催なども行っている。マーティング従事者約1,000名からなる日本最大級のマーケティング勉強会「商品開発の会」幹事でもある。 著書は『小さくても愛される会社のつくり方』『わさビーフしたたかに笑う。業界3位以下の会社のための商品戦略』『20代でつくる、感性の仕事術』。
内容説明
本気で生きようとするあなたに。『人生の主役は誰か』を考えたときに、心の迷いは消える。
目次
第1章 洗練されている―自らを極め、飾りをそぎ落とす
第2章 純粋無垢―まっすぐな心で、相手の心をさしはかる
第3章 さりげない心遣い―相手の意識のないところにも気を配る
第4章 状況を読む―絶妙なタイミングで事を起こす
第5章 加減を極める―相手との合間。温度差と状況を探る
第6章 身の丈を知る―力を発揮するためのベースを整える
第7章 敬意を払う―与えられたもの全てに感謝する
第8章 見立てを変える―方向も結論も、1つとは限らない
第9章 一期一会に尽くす―出会いも仕事も人生も、一回限りとして考える
第10章 常に、表現者である―小さな存在だからこそ、恐れずに果敢に仕掛けていく
第11章 意志を貫く―誰の目でもなく、自分に恥じない道を歩く
著者等紹介
〓畠太[ハマハタフトシ]
1973年東京都出身。『モビリティランド(鈴鹿サーキット)』『柿安本店』のPR部門を経て、現在は『大東建託』の同部門に在職。2013年より、企業に所属しながらビジネス書の作家として活動を開始。ものづくりや販促、マーケティングに重要である「感性」を育てる方法や、感性を重要視した働きかたに関わる書籍を著作している。また、官庁の観光誘致、大手企業の商品開発など多くのプロジェクトへ参加。企業や学生を対象にした研修、講演、異業種交流会の主催なども行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。