感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
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山岳穂高をモノクロームで撮影した、地・木・水・光の写真集。須ヶ原光弘さんは信州の風景を追う。この頂はいつ聳えたのか。大量の水が流れ、雪が削り取り、太陽に照らされ、季節を幾多も巡る。落ちれば死、そのリアルな臨場感に恐怖も増す。冬の陰影が語る。カラー全盛の時代に白と黒一筋の信念に感服。吹き上がる風、光が射してくる。一瞬の晴れ間、視界を閉ざされた嶺。天に憧れる梢が見える。形なく漂うものが雫となってしたたる。堪えるものの底に溢れようとするものがある。谷川俊太郎さんの詩も綴られている。私たちは自然に生かされている。2025/08/23
hi
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フィルムカメラでこんなに撮れるのすごいな〜って… 白と黒が強調されてコントラスト強めで、大きな山脈と手前の一つ一つの木々のピントのボケと合ってるのの対比が美しかった。あとこの方崩壊地の断面とか好きみたいだね…好きなのって伝わるよね… 私もこんな写真山で撮ってみたいな〜2020/06/11