感想・レビュー
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うえ
7
チロルの民話。凄じく険しい山地の侏儒の王ラウリンは、母に遺言で名家から妻を迎えるよう言い残される。父も急逝しラウリンは妻を迎えるための水晶宮を完成させる。姿を消す隠れ蓑をまとい、スチリア公城下まで辿り着いたラウリンは侯爵の姫を見初め、さらってゆく。姫の幼馴染ジートリーブと兄二人は奪還の為、予言者の忠告に従い、寡兵を国境に待たせ王の領土に潜入。ジートリーブは一人姫を奪還するも、追っ手と戦闘に。ラウリン王を捉え、隠れ蓑で隠れられないよう洗礼を受けさせようとする。六度聖水盤に浸し、ラウリンは帰依したのだという。2023/05/24