出版社内容情報
子犬を産ませるためには、資格が必要であり、確かな知識が必要なのです。本書はそのすべてを集約しています。
犬の繁殖に際しては2006年以降、子犬を売る場合は法律に基づく資格を得なければならなくなりました。資格のない方が子犬を売って菜ならないのです。さらに、今年9月から、新たな「動物の愛護及び管理に関する法律」の改正で子犬と対面してからの購入と、生後56日以降の引き渡しが義務杖られました(猶予期間あり)。これらの法律で、これから資格を得てブリーダーになろうとする方も、すでに資格を取得している方も、ブリーダーとしての高い質が求められるのは明らかです。
本書においては、繁殖を行う際の基本的な考え方(両親の選定から遺伝病の確認など)、繁殖の方法(ライン・ブリード、アウトクロスなど)、交配の実際、妊娠中の管理、出産の準備と立ち会い方、子犬の育児と母犬の管理、さらには、子犬を登録する際の様々な手続きなど、子犬を繁殖して新しい飼い主に引き渡すまでのノウハウを細部にわたって取り上げています。
健全で、質の良い子犬を作出することが義務付けられた状況の中、繁殖に関する最新の情報が満載された本書は、ブリーディングを目指す方、すでにブリーディングを行われえている方にとっても必読の1冊です。
1・子犬を産ませる理由(血統、ブリーディングの方法、産ませてはいけないケースなど) 2・交配から妊娠(交配までの準備、交配相手探し、出産年齢、雌の性周期、健康診断、交配の実際、人工授精、妊娠中の管理など) 3・出産(出産の兆候、自然分娩化帝王切開か、助産、正常な出産と異常な出産、など) 4・新生児の管理、母犬の管理、保温、哺乳、新生児に多い病気など) 5・遺伝疾患(先天性異常が見られたら、遺伝病は必ず知っておかなければならない、犬種によって多い遺伝病など) 6・登録(子犬を登録する際の手続き、血統書申請から名義変更まで、など)
目次
1 子犬を産ませる理由
2 交配から妊娠まで
3 出産とその手助け
4 新生児の育児
5 子犬の病気と遺伝性疾患
6 子犬の育児法
7 登録の方法
8 生理学的に繁殖を知る
9 避妊と去勢について