内容説明
なぜ「大模様」の碁になるのか、それは意外にもただひとつの盤上の事実にありました。―活きている石の近くは小さい。著者の棋士生活30年を通じて発見した事実です。それから形成された「大模様」をどう使うのか、という技術編に主題は移って行きます。これも意外な傾向が顕著に現れていることを特筆しています。多くの場合「大模様」はそのまま地にすることがありません。正確にいうと「囲わない」ことが「大模様」を使いこなす必要条件といえます。むしろ「大模様」の裏側に地ができると考えているほうが適切でしょう。以上のような著者の「大模様」観をぜひ読者諸兄の棋力アップのヒントにしていただきたいと思っています。
目次
第1章 大模様とは何か
第2章 大模様の原理
第3章 大模様への道
第4章 大模様の使い方
第5章 大模様で勝つ
感想・レビュー
-
- 和書
- 森ヒロコ作品集