出版社内容情報
鉋による薄削りで出る削り屑を「削り華」と呼ぶ。
透き通るような薄い削り屑を出すためには、4マイクロメートル、5マイクロメートルといった削り屑を出す必要がある。
鉋による薄削りを競技化し、その薄さと削った木材の仕上がりの美しさを競うことで、職人の鉋使いの技術を研鑽してきた削ろう会。
今年で20年を迎えたこの会の、技術の集大成ともいえる鉋の仕立てとして、研ぎ、削りのテクニックを紹介する。
内容説明
透き通るような薄い削りと、鏡のような削り肌を追求した職人たちの技術の集大成を、この1冊に収録。
目次
鉋削りの魅力(上條勝)
始まりのはじまり
削ろう会初代会長・杉村幸次郎の記録 名工と銘品
職人のための削ろう会(杉村幸次郎)
鉋薄削りの現在(上條勝)
削りの実践
砥石について
第33回全国削ろう会蔵王大会
尺鉋の魅力について(山本文義)
鍛冶屋から見た削ろう会(船津祐司)〔ほか〕